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京王線 無差別襲撃事件 きょう初公判 東京地裁立川支部
2023-06-25 20:52:41

おととし、東京 調布市を走行していた京王線で乗客が切りつけられ、車内が放火された事件で、殺人未遂などの罪に問われている被告の裁判が26日から始まります。
社会に衝撃を与えた走行中の電車内での無差別襲撃事件について被告が何を語るのか、注目されます。
社会に衝撃を与えた走行中の電車内での無差別襲撃事件について被告が何を語るのか、注目されます。
無職の服部恭太被告(26)はおととし10月、調布市を走行していた京王線の車内で、当時72歳の男性の胸をナイフで刺して大けがを負わせたほか、まき散らしたライターオイルに火をつけ、乗客12人を殺害しようとしたとして、殺人未遂や放火などの罪に問われています。
捜査関係者によりますと、逮捕後の調べに対し「電車内だと乗客が逃げられないと思った。人が多いハロウィーンの日を狙った」などと供述していたということです。
裁判の争点は乗客12人に対する殺人未遂罪が成立するかどうかで、被告側は電車内に放火した行為について殺意を争うとみられます。
事件のおよそ2か月前には、同じく都内を走る小田急線の車内で乗客が切りつけられる事件も起きていて、相次ぐ無差別襲撃事件を受けて国や鉄道会社が新たな対策に乗り出すなど、影響も広がりました。
初公判は26日午前11時から東京地方裁判所立川支部で開かれる予定で、社会に衝撃を与えた電車内での無差別襲撃事件について被告が何を語るのか注目されます。
事件は走行中の電車内で起きた
事件は、おととし10月31日のハロウィーンの夜、都心へ向かう京王線の車内で起きました。
捜査関係者などによりますと、上りの特急電車が東京 調布市を走行中、3号車に乗っていた72歳の男性が突然、刃物で刺されました。
ほかの乗客は一斉に別の車両に逃げましたが、手に刃物を持った男は乗客たちを追いかけるように進行方向に移動し、5号車まで来たところでペットボトルに入れたライター用のオイルを車内にまき散らして火をつけたということです。
運転士や車掌がすぐに状況を把握できないまま電車は走り続け、その後、本来は止まらない駅で緊急停車し、乗客は窓からホームに降りて避難しました。
ナイフで刺された男性が全治およそ3か月の大けがをしたほか、放火された際に煙を吸うなどして多くの乗客がけがをしました。
殺人未遂の疑いでその場で逮捕されたのは、無職の服部恭太被告。
緑色のシャツにネクタイ、紫色のコート姿で、アメリカの人気映画「バットマン」に登場する悪役「ジョーカー」にふんし、警察官が駆けつけた際には右手に刃物を持ち、左手でたばこを吸って休んでいました。
逮捕後の調べに対し「仕事で失敗し、友人関係がうまくいかなかった」などと供述したということです。
2か月前には小田急線の車内でも乗客が切りつけられるなど面識のない人を無差別に巻き込む事件が相次ぎ、対策の必要性が浮き彫りになりました。
捜査関係者などによりますと、上りの特急電車が東京 調布市を走行中、3号車に乗っていた72歳の男性が突然、刃物で刺されました。
ほかの乗客は一斉に別の車両に逃げましたが、手に刃物を持った男は乗客たちを追いかけるように進行方向に移動し、5号車まで来たところでペットボトルに入れたライター用のオイルを車内にまき散らして火をつけたということです。
運転士や車掌がすぐに状況を把握できないまま電車は走り続け、その後、本来は止まらない駅で緊急停車し、乗客は窓からホームに降りて避難しました。
ナイフで刺された男性が全治およそ3か月の大けがをしたほか、放火された際に煙を吸うなどして多くの乗客がけがをしました。
殺人未遂の疑いでその場で逮捕されたのは、無職の服部恭太被告。
緑色のシャツにネクタイ、紫色のコート姿で、アメリカの人気映画「バットマン」に登場する悪役「ジョーカー」にふんし、警察官が駆けつけた際には右手に刃物を持ち、左手でたばこを吸って休んでいました。
逮捕後の調べに対し「仕事で失敗し、友人関係がうまくいかなかった」などと供述したということです。
2か月前には小田急線の車内でも乗客が切りつけられるなど面識のない人を無差別に巻き込む事件が相次ぎ、対策の必要性が浮き彫りになりました。
ソース:NHK ニュース