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ロシア“国防相 前線司令部へ”映像公開 動揺おさえるねらいか
2023-06-26 10:55:28

ロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの代表は、部隊を撤収させたあとの消息がわかっていません。
一方、ロシア国防省は26日、ショイグ国防相が前線の司令部を訪問したとする映像を公開し、軍部隊の動揺をおさえるねらいもうかがえます。
一方、ロシア国防省は26日、ショイグ国防相が前線の司令部を訪問したとする映像を公開し、軍部隊の動揺をおさえるねらいもうかがえます。

ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏は、国防省との確執を深める中で武装反乱を起こし、首都モスクワに向けて部隊を進めましたが、その後、一転して引き返させ、占拠していた南部の軍司令部からも部隊を撤収させました。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プリゴジン氏が隣国のベラルーシに行くという見通しを示しましたが、プリゴジン氏は、日本時間の25日未明以降、SNSへの投稿を更新していません。
ロシアのネットメディアは25日午後、日本時間の25日夜、プリゴジン氏の広報担当が「彼は皆によろしくと伝えており、通常の通信ができるようになれば、皆の問いに答える」と回答したと伝えていますが、その後の消息はわかっていません。
プリゴジン氏について、ペスコフ報道官は24日、捜査は取りやめられるという見通しを示していますが、一部のロシアメディアは26日、検察当局の関係筋の話として、今のところ、捜査を打ち切るという決定は出されておらず、継続していると伝えています。
ロシアのネットメディアは25日午後、日本時間の25日夜、プリゴジン氏の広報担当が「彼は皆によろしくと伝えており、通常の通信ができるようになれば、皆の問いに答える」と回答したと伝えていますが、その後の消息はわかっていません。
プリゴジン氏について、ペスコフ報道官は24日、捜査は取りやめられるという見通しを示していますが、一部のロシアメディアは26日、検察当局の関係筋の話として、今のところ、捜査を打ち切るという決定は出されておらず、継続していると伝えています。

一方、ロシア国防省は26日朝、日本時間の26日午後、「ショイグ国防相が特別軍事作戦の前線の司令部を訪れた」と発表し、ショイグ国防相が部隊の司令官から戦況などについて報告を受けたとする映像を公開しました。
ショイグ国防相を直接非難し、解任まで要求していたとされるプリゴジン氏が武装反乱を起こす間、ショイグ国防相の動静は伝えられていませんでしたが、ロシア大統領府は武装反乱がウクライナでの軍事作戦にいかなる影響も与えないと主張していて、ショイグ国防相が前線で指揮を執る映像を公開することで、ロシア軍部隊の動揺をおさえるねらいもうかがえます。
こうした中、反転攻勢を続けるウクライナのマリャル国防次官は26日、SNSに、「ここ1週間で、ウクライナ軍は東部で戦術的な成功を収めた」と投稿しました。
戦況を分析しているイギリス国防省は26日、「ウクライナは、より広範な反転攻勢の一環として、東部ドネツク州のバフムト周辺での攻撃に弾みをつけた」と指摘し、ウクライナ軍はプーチン政権の混乱を反転攻勢への追い風にしたいものとみられます。
ショイグ国防相を直接非難し、解任まで要求していたとされるプリゴジン氏が武装反乱を起こす間、ショイグ国防相の動静は伝えられていませんでしたが、ロシア大統領府は武装反乱がウクライナでの軍事作戦にいかなる影響も与えないと主張していて、ショイグ国防相が前線で指揮を執る映像を公開することで、ロシア軍部隊の動揺をおさえるねらいもうかがえます。
こうした中、反転攻勢を続けるウクライナのマリャル国防次官は26日、SNSに、「ここ1週間で、ウクライナ軍は東部で戦術的な成功を収めた」と投稿しました。
戦況を分析しているイギリス国防省は26日、「ウクライナは、より広範な反転攻勢の一環として、東部ドネツク州のバフムト周辺での攻撃に弾みをつけた」と指摘し、ウクライナ軍はプーチン政権の混乱を反転攻勢への追い風にしたいものとみられます。
ソース:NHK ニュース