イスラエル軍ぐん ガザ地区ちくに地上ちじょうからの攻撃こうげき開始かいし 圧力あつりょく強つよめる

中東ちゅうとうのイスラエルとパレスチナの衝突しょうとつで、ガザ地区ちくの死者ししゃは100人にんを超こえ、イスラエル軍ぐんは地上ちじょう部隊ぶたいからの攻撃こうげきも開始かいしして、さらに圧力あつりょくを強つよめています。事態じたいの沈静ちんせい化かに向むけて国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいは3度目どめの会合かいごうを16日にちに開ひらく見通みとおしとなり、アメリカの対応たいおうが焦点しょうてんとなっています。

イスラエル軍ぐんと、ガザ地区ちくを実効じっこう支配しはいするイスラム原理げんり主義しゅぎ組織そしきハマスとの間までは、空爆くうばくとロケット弾だんによる攻撃こうげきの応酬おうしゅうが続つづいていて、これまでに、ガザ地区ちくでは子こどもを含ふくむ103人にんが死亡しぼう、イスラエルでは7人にんが死亡しぼうしました。

こうした中なか、イスラエル軍ぐんは14日にち未明みめい、ガザ地区ちくに対にたいし、空爆くうばくに加くわえて地上ちじょうに配備はいびした部隊ぶたいからの攻撃こうげきを開始かいししたと発表はっぴょうし、ガザ地区ちくへの侵攻しんこうも視野しやに、さらに圧力あつりょくを強つよめています。

一方いっぽう、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうは13日にち「われわれはイスラエルだけでなく、エジプトやサウジアラビアなど各国かっこくと協議きょうぎを進すすめている」と述のべて、パレスチナ側がわとつながりがある国くにとの協議きょうぎも行おこない沈静ちんせい化かに向むけた外交がいこう努力どりょくを行おこなっていると強調きょうちょうしました。

また、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連こくれん大使たいしは3度目どめの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいが16日にちに開ひらかれる見通みとおしであることを明あきらかにし、事態じたいがエスカレートする中なかで、イスラエル寄よりの立場たちばをとってきたアメリカがどのような対応たいおうをとるかが焦点しょうてんとなっています。

国連こくれんの安保理あんぽり 3度目どめの会合かいごうへ 米べいの対応たいおうが焦点しょうてん

緊迫きんぱくするパレスチナ情勢じょうせいを受うけて、国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいは、16日にちに3度目どめの会合かいごうを開ひらく見通みとおしとなりました。

アメリカのトーマスグリーンフィールド国連こくれん大使たいしが自身じしんのツイッターで明あきらかにしたもので「アメリカは緊張きんちょう緩和かんわに向むけて最もっとも高たかいレベルの外交がいこうに取り組とりくみ続つづける」としています。

会合かいごうは、過去かこ2回かいの会合かいごうを要請ようせいした議長ぎちょう国こく中国ちゅうごくとノルウェー、チュニジアのほか、EUのメンバー国こくやイギリスなどが共同きょうどうで要請ようせいしていました。

これまで2回かいの会合かいごうではアメリカだけが、安保理あんぽりの一致いっちした意思いしを示しめす声明せいめいの発表はっぴょうに反対はんたいしています。

事態じたいがエスカレートする中なかで、イスラエルを擁護ようごする立場たちばのアメリカがどのような対応たいおうをとるかが焦点しょうてんです。

ソース：NHK ニュース