ヤンゴンを拠点に取材活動をしていた北角裕樹さんは4月、治安部隊に連行された後、うその情報を流した罪などで起訴され、刑務所で拘束されていましたが、14日およそ1か月ぶりに解放され、帰国しました。
北角さんは到着した成田空港で報道陣の取材に応じ、解放に向けて支援した人たちに感謝のことばを述べました。
また、拘束されていた間暴力を受けたことはなかったとしたうえで「自分に関係する人が逮捕されることがないよう祈るような気持ちだった」と話しました。
Show Furigana
ミャンマー軍に拘束され解放の北角さん 「情報発信続ける」
2021-05-14 19:37:48

ミャンマーで軍に拘束され14日、およそ1か月ぶりに解放された日本人ジャーナリストの北角裕樹さんが帰国し、軍の弾圧が続くミャンマーについて今後も情報発信を続ける意向を示しました。


そして、解放されてそのまま帰国したことについて「私は記者なので、ヤンゴンで起こっていることを伝えたい気持ちがあったが、帰国せざるをえなくなり悔しい。これからもミャンマーのことを世界に伝えていく」として、軍の弾圧が続くミャンマーについて今後も情報発信を続ける意向を示しました。
また、ミャンマーの人たちに思いを伝えたいと英語で語りかけ、「勇敢に抗議を続けるミャンマーの人たちは未来に向けた希望です」と抗議活動を支持する考えを強調しました。
また、ミャンマーの人たちに思いを伝えたいと英語で語りかけ、「勇敢に抗議を続けるミャンマーの人たちは未来に向けた希望です」と抗議活動を支持する考えを強調しました。
ジャーナリスト 48人拘束
国連の報道官は14日の記者会見で、ミャンマーでは84人のジャーナリストが逮捕されこのうち少なくとも48人は現在も拘束されているとした上で軍による報道機関への締めつけに深刻な懸念を表明しました。
そのうえで「表現の自由と報道は市民の自由を下支えする人間の基本的な権利であり、守られなければならない」と述べて、軍に対してすべてのジャーナリストを解放するよう求めました。
そのうえで「表現の自由と報道は市民の自由を下支えする人間の基本的な権利であり、守られなければならない」と述べて、軍に対してすべてのジャーナリストを解放するよう求めました。
ソース:NHK ニュース