死亡しぼう後ごにコロナ判明はんめい 4月つきは62％増ぞう “感染かんせん気付きづかず容体ようだい急変きゅうへんも”

先月せんげつ自宅じたくなどで死亡しぼうした人ひとのうち、死後しごに新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが判明はんめいした人ひとは全国ぜんこくで47人にんと、前月ぜんげつの1.6倍ばいに増ふえたことが分わかりました。感染かんせんに気付きづかず容体ようだいが急変きゅうへんした人ひとがいる可能かのう性せいもあり、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは検査けんさ体制たいせいの確保かくほなどを進すすめる方針ほうしんです。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、自宅じたくで死亡しぼうした人ひとや医療いりょう機関きかんに搬送はんそうされる前まえに死亡しぼうした可能かのう性せいがある人ひとなどについて、医師いしが遺体いたいを検案けんあんした結果けっかをまとめました。

その結果けっか、先月せんげつ1か月かげつ間かんで死亡しぼうしたあとに新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが判明はんめいした人ひとは、全国ぜんこくで合あわせて47人にんで、前月ぜんげつから18人にん、62％増加ぞうかしました。

先月せんげつ時点じてんで緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出でていたり、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちが適用てきようされたりしていた都府県とふけんでの確認かくにんが全体ぜんたいの8割わりを占しめ、最もっとも多おおかったのが大阪おおさか府ふで15人にん、次ついで東京とうきょう都とが9人にん、埼玉さいたま県けんが3人にん、千葉ちば県けん、愛知あいち県けん、京都きょうと府ふ、兵庫ひょうご県けんが2人にん、宮城みやぎ県けん、愛媛えひめ県けん、沖縄おきなわ県けんが1人にんでした。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「一いち人にん一いち人にんの詳くわしい経緯けいいは分わからないが、感染かんせんに気付きづかないまま容体ようだいが急変きゅうへんして死亡しぼうした人ひとがいる可能かのう性せいもある。いち早いちはやく感染かんせんを見みつけ適切てきせつな医療いりょうにつなげられるよう、検査けんさ体制たいせいの確保かくほなどを進すすめたい」としています。

ソース：NHK ニュース