ゾウ2頭とう死しぬ 4頭とうも体調たいちょう崩くずす 原因げんいん不明ふめい 市原いちはらぞうの国くに 千葉ちば

国内こくないで最もっとも多おおい12頭とうのゾウを飼育しいくしていた千葉ちば県けん市原いちはら市しの動物どうぶつ園えん「市原いちはらぞうの国くに」で先週せんしゅう、6頭とうが相次あいついで体調たいちょうを崩くずし、16日にちに2頭とうが死しにました。原因げんいんは分わかっておらず、園えんは解剖かいぼうを行おこなうなどして調しらべています。

千葉ちば県けん市原いちはら市しの「市原いちはらぞうの国くに」によりますと、14日にちに6頭とうのゾウが相次あいついで体調たいちょうを崩くずしました。

6頭とうには、いずれも食欲しょくよくがなくなる、水みずが飲のめなくなる、便びんが出でなくなる、おなかがはるなどの似にたような症状しょうじょうがみられたということです。

園えんでは、6頭とうに点滴てんてきや投薬とうやくなどの治療ちりょうを行おこないましたが、16日にちに、いずれもメスで、30歳さいのプーリーと35歳さいのミニスターの2頭とうが死しにました。

この年齢ねんれいは、人間にんげんで言いうと35歳さいから40歳さいくらいに相当そうとうするということです。

ほかの4頭とうについては、一時いちじ、重おもい症状しょうじょうを示しめしたゾウもいましたが、いずれも、現在げんざいは回復かいふく傾向けいこうにあるということです。

原因げんいんは分わかっておらず、園えんは解剖かいぼうを行おこなうなどして調しらべています。

「市原いちはらぞうの国くに」では、2頭とうの死しを悼いたむため、17日にちに献花けんか台だいを設もうけていて、担当たんとう者しゃは「一いち度どにここまで多おおくのゾウが体調たいちょうを崩くずすことは過去かこになく、大おおきなショックを受うけている。原因げんいんの調査ちょうさを進すすめるとともに、残のこされたゾウを守まもることに全力ぜんりょくを尽つくしたい」としています。

ソース：NHK ニュース