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コロナ重症じゅうしょう かかわる可能かのうせいのヒトの遺伝子いでんし変異へんい発見はっけん 慶応大けいおうだいなど

2021-05-17 07:51:43

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新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした場合ばあい重症じゅうしょうすることにかかわる可能かのうせいがあるヒトの遺伝子いでんし変異へんいつけたと、慶応けいおう大学だいがくなどグループ発表はっぴょうしました。この変異へんいアジアじん特有とくゆうだということで、グループはさらに解析かいせきすすめるとしています。

慶応けいおう大学だいがく大阪おおさか大学だいがくなどつく研究けんきゅうグループは、日本人にっぽんじん新型しんがたコロナウイルスの重症じゅうしょうかかわる要因よういんさぐため、国内こくないの120あま医療いりょう機関きかん協力きょうりょくして感染かんせんした患者かんじゃ血液けつえきあつめて遺伝子いでんし解析かいせきすすめています。

研究けんきゅうグループは、65さい未満みまん重症じゅうしょうになった患者かんじゃ440にんと、以前いぜんあつめた新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしていない2400にんちか遺伝子いでんし比較ひかくして解析かいせきした結果けっか発表はっぴょうしました。

それによりますと、重症じゅうしょうになったひとの15.9%で免疫めんえき細胞さいぼう一種いっしゅ、リンパだま活性かっせいなどかかわるかんがえられている遺伝子いでんしちか変異へんいがあった一方いっぽう感染かんせんしていないひとでこの変異へんいがあったのは9.9%で、重症じゅうしょう患者かんじゃのほうがおよそ1.6ばいおおかったということです。

この変異へんいは、日本人にっぽんじんなど東アジアひがしあじあひとでしか確認かくにんされていないということで、グループはアジアじん特有とくゆう重症じゅうしょうかかわる因子いんしある可能かのうせいがあるとしています。

研究けんきゅう統括とうかつする慶応けいおう大学だいがく金井かない隆典たかのり 教授きょうじゅは「さらに研究けんきゅうすすめれば、重症じゅうしょうリスクの評価ひょうか治療ちりょうやく開発かいはつなどにも役立やくだてられるかもしれない。今後こんご、さらにおおひとについて解析かいせきし、重症じゅうしょうとの関連かんれんさぐっていきたい」とはなしています。

ソース:NHK ニュース