俳優はいゆう 田村たむら正和まさかずさん死去しきょ 77歳さい 多おおくのテレビドラマで活躍かつやく

民放みんぽうのドラマ「古畑ふるはた任つとむ三郎さぶろう」シリーズなどに出演しゅつえんし、多おおくのテレビドラマで活躍かつやくした俳優はいゆうの田村たむら正和まさかずさんが先月せんげつ3日にち、心不全しんふぜんのため東京とうきょう都内とないの病院びょういんで亡なくなりました。77歳さいでした。

田村たむら正和まさかずさんは京都きょうとで生うまれ、父親ちちおやは往年おうねんの大だいスター阪ばん東ひがし妻つま三郎さぶろうさん、兄あにの高こう廣ひろしさんと弟おとうとの亮あきらさんも俳優はいゆうという役者やくしゃ一家いっかの中なかで育そだちました。

昭和しょうわ36年ねんに映画えいが「永遠えいえんの人ひと」で俳優はいゆうとして本格ほんかく的てきにデビューし、その後そのご、テレビドラマを中心ちゅうしんに活躍かつやくして、「眠ねむり狂四郎きょうしろう」のような時代じだい劇げきでのニヒルな剣客けんきゃくの役やくや、「うちの子こにかぎって・・・」でのコミカルな教師きょうし役やくなどで人気にんきを集あつめました。

中なかでも、三谷みたに幸喜ゆきよしさんが脚本きゃくほんを務つとめたドラマ「古畑ふるはた任つとむ三郎さぶろう」シリーズでは、完全かんぜん犯罪はんざいをもくろむ犯人はんにんを徐々じょじょに追い詰おいつめていく刑事けいじの役やくを演えんじて話題わだいとなりました。

NHKでも三島みしま由紀夫ゆきお原作げんさくの「長時間ちょうじかんドラマ 鹿しか鳴な館かん」や、昭和しょうわ52年ねんから放送ほうそうされた時代じだい劇げきの「連続れんぞくドラマ 鳴門なると秘ひ帖じょう」に出演しゅつえんするなど、幅広はばひろい役柄やくがらを演えんじて活躍かつやくしてきました。

関係かんけい者しゃによりますと、田村たむらさんは平成へいせい30年ねんに放送ほうそうされたドラマ「眠ねむり狂四郎きょうしろうThe Final」に出演しゅつえんしたのを最後さいごに仕事しごとから離はなれていました。

そして先月せんげつ3日にち、心不全しんふぜんのため東京とうきょう都内とないの病院びょういんで亡なくなったということです。

77歳さいでした。

渋谷しぶやの街まちでも惜おしむ声こえ

俳優はいゆうの田村たむら正和まさかずさんが亡なくなったことについて東京とうきょう 渋谷しぶやで話はなしを聞ききました。

40代だいの女性じょせいは、「出演しゅつえんしているドラマをたくさん見みたことがあり亡なくなったと聞きいてとても驚おどろきました。ものまねをされるくらい有名ゆうめいな人ひとだったのでとても残念ざんねんです」と話はなしていました。

また、40代だいの男性だんせいは、「優やさしい雰囲気ふんいきが印象いんしょう的てきな俳優はいゆうでした。最近さいきんはテレビで見みることは少すくなくなっていましたが、『お疲おつかれさまでした』と声こえをかけたいです」と話はなしていました。

70代だいの男性だんせいは、「多おおくの作品さくひんを見みてきましたがクールで頭あたまのいい印象いんしょうでした。お悔おくやみ申し上もうしあげます」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース