署名活動を行った団体の事務局長の田中孝博容疑者(59)ら4人は、愛知県の大村知事のリコール・解職請求に向けた署名活動終盤の去年10月下旬、佐賀市内で、アルバイトなどを使って署名を偽造したとして、地方自治法違反の疑いで逮捕されけさ、20日朝、検察に送られました。
また、警察は事件の関係先としてアルバイトを集めた名古屋市にある広告関連会社とその下請け会社を捜索しました。
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愛知県知事リコール署名偽造事件 発注書に“代筆行為”の記載
2021-05-20 04:03:34

愛知県知事のリコール・解職請求をめぐる署名の偽造事件で、署名活動を行った団体の事務局長とアルバイトを集めた会社側との「発注書」には、依頼する業務の内容として「代筆行為」という記載があることが、関係者への取材で分かりました。警察は署名が偽造された詳しいいきさつを調べています。


関係者への取材によりますと、田中事務局長と広告関連会社との間で、アルバイトの開始前日の去年10月19日に交わされたとされる「発注書」には、474万円余りの発注金額や田中事務局長の直筆とみられるサイン、それにフルネームの印鑑が押されていました。
さらに発注内容の欄に「代筆行為」ということばを使って、署名の本人に事前に代わりに署名をすることの了承を得ていることを伺わせる記載があったということです。
また「当社の業務は必要なスタッフの手配で実際の業務遂行の管理は発注者で行う」とあり、業務管理は田中事務局長側が行うことが記されていました。
警察は署名が偽造された詳しいいきさつを調べています。
さらに発注内容の欄に「代筆行為」ということばを使って、署名の本人に事前に代わりに署名をすることの了承を得ていることを伺わせる記載があったということです。
また「当社の業務は必要なスタッフの手配で実際の業務遂行の管理は発注者で行う」とあり、業務管理は田中事務局長側が行うことが記されていました。
警察は署名が偽造された詳しいいきさつを調べています。
ソース:NHK ニュース