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関東甲信~近畿 激しい雨のおそれ 土砂災害などに警戒を
2021-05-20 23:55:23

梅雨前線の活動が活発になっている影響で東海や近畿では局地的に非常に激しい雨が降っています。21日は関東甲信から近畿にかけて激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。
気象庁によりますと、梅雨前線上にある低気圧が発達しながら日本海へと進み、南からは暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、前線の活動が活発になっています。
このため東日本や西日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、東海や近畿、長野県で局地的に雨雲が発達しています。
午前8時までの1時間には
▽奈良県が野迫川村に設置した雨量計で51ミリの非常に激しい雨を観測したほか
▽愛知県豊田市小原で50.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
▽また長野県南木曽町で40.5ミリの激しい雨が降りました。
東海や近畿、九州などでは、この24時間に降った雨の量が5月としては記録的な雨量となっているところもあります。
これまでの雨で土砂災害の危険性が高まり、大阪府、奈良県、京都府、滋賀県、和歌山県、愛知県、長野県、それに岐阜県では、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、長野県では、氾濫危険水位を超えている川があります。
21日夜にかけては、関東甲信から近畿で激しい雨が降る見込みで、東海を中心に、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
22日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東海で200ミリ
▽関東甲信と近畿で150ミリ
▽北陸で100ミリと予想されています。
南や南西側に面した斜面を中心に雨の量が多くなる見込みで、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。
ソース:NHK ニュース