古代こだいローマの複合浴場施設ふくごうよくじょうしせつ、砂浜すなはまから発見はっけん　スペイン南部なんぶ

　地元じもとカディス大学だいがく（ＵＣＡ）の声明せいめいによると、同大どうだいの研究けんきゅうチームはカーニョス・デ・メカの砂浜すなはまで、高たかさ３．９メートル以上いじょうの壁かべを備そなえた浴場施設よくじょうしせつを発見はっけんしました。
　これまでに発掘はっくつされたのは部屋へや２室しつのみで、遺構いこうの大部分だいぶぶんには手てが付つけられていません。ＵＣＡによると、遺構いこうの面積めんせきは推定約すいていやく１ヘクタールに上のぼるということです。
　ＵＣＡは発掘済はっくつずみの２部屋へやについて、古典古代末期こてんこだいまっきに放棄ほうきされた後あと、壁かべが砂すなに覆おおわれたとの見方みかたを示しめしました。
　浴場よくじょうの近ちかくでは中世ちゅうせいの陶磁器とうじきも見みつかったということです。
　同岬どうみさきでは古代こだいローマの遺物いぶつだけでなく、先史時代せんしじだいにさかのぼる無傷むきずの墓はかも発見はっけんされました。４０００年前ねんまえのもので、数人すうにんの遺骨いこつが収おさめられていました。

ソース：NHK ニュース