加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかん 「専門せんもん家か等とう意見いけん踏ふまえ 宣言せんげん延長えんちょう幅はばなど判断はんだん」

5月つき末まつが期限きげんとなっている9都道とどう府県ふけんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんについて、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、専門せんもん家かの意見いけんを聴きくとともに都道とどう府県ふけんとも認識にんしきの共有きょうゆうを図はかりながら、延長えんちょう幅はばや必要ひつような対策たいさくを判断はんだんする考かんがえを示しめしました。

10都道とどう府県ふけんに出だされている緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんは、沖縄おきなわを除のぞく、東京とうきょうや大阪おおさかなど9都道とどう府県ふけんで来週らいしゅう31日にちが期限きげんとなっており、政府せいふは、感染かんせん状況じょうきょうや医療いりょう提供ていきょう体制たいせいを踏ふまえ宣言せんげんを延長えんちょうする方向ほうこうで調整ちょうせいしています。

これについて加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「きのう、厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か会合かいごうで『新規しんき感染かんせん者しゃ数すうの減少げんしょうなどの動うごきが見みられる地域ちいきがあり、効果こうかも表あらわれているが、多おおくの地域ちいきで医療いりょう提供ていきょう体制たいせいの厳きびしい状況じょうきょうが続つづいており、必要ひつような対策たいさくの継続けいぞくが求もとめられる』などと評価ひょうか・分析ぶんせきされている」と指摘してきしました。

そのうえで「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんやまん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちの対応たいおうについて、専門せんもん家かの意見いけんをさらに頂いただき、各かく都道とどう府県ふけんとも認識にんしきの共有きょうゆうを図はかりながら、結論けつろんを出だしていきたい。総合そうごう的てきにかつ慎重しんちょうに検討けんとうし、期間きかんについても、当然とうぜん、議論ぎろんされるべきものと考かんがえている」と述のべました。

公明こうめい 山口やまぐち代表だいひょう 「国民こくみんの結束けっそくと協力きょうりょく 促うながすような対応たいおう期待きたい」

公明党こうめいとうの山口やまぐち代表だいひょうは、党とうの中央ちゅうおう幹事かんじ会かいで「感染かんせん状況じょうきょうを考かんがえると、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょになる見込みこみは立たっていない。延長えんちょうがどの程度ていどの幅はばになるかや有効ゆうこうな対策たいさくは何なにをとるべきかなど、政府せいふには、国民こくみんの結束けっそくと協力きょうりょくを促うながすような対応たいおうを期待きたいしたい」と述のべました。

また、山口やまぐち氏しは、ワクチン接種せっしゅについて「接種せっしゅ回数かいすうの総量そうりょうをしっかり増ふやすことで、当初とうしょの見込みこみを前倒まえだおし、高齢こうれい者しゃの次つぎの一般いっぱんの接種せっしゅにつなげていく展望てんぼうを描えがけるよう、政権せいけんの取り組とりくみを支ささえていきたい」と述のべました。

ソース：NHK ニュース