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盲目の男性、40年ぶりに視力が部分回復 遺伝子治療の成果
2021-05-28 07:10:03

盲目の男性が、「光遺伝学」と呼ばれる手法とゴーグル機器を用いることで、部分的に視力を回復したとの研究結果が24日、医学誌ネイチャー・メディシンに掲載されました。この種の治療法が成功を収めた初のケースになるということです。
研究者らは、「光受容体」を失うことで全盲に至り得る、眼の神経変性疾患である網膜色素変性症を40年間、患っていた58歳の男性の治療に当たりました。
米国眼科学会によると、この疾患は光に対する網膜の反応の仕方を変えてしまうことで物を見えにくくし、患者は徐々に視力を失うということです。
ソース:NHK ニュース