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「誤想防衛が成立」スリランカ人に逆転無罪判決 東京高裁
2019-11-06 08:37:16

去年6月、栃木県足利市で、スリランカ人の男性がカンボジア人の男性を包丁で刺して死亡させた罪に問われた事件で、2審の東京高等裁判所は「身に危険が迫っていると勘違いした誤想防衛が成立する」として、1審の有罪判決を取り消し、無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けたのはスリランカ人のジャヤシンハ・アラッチラゲ・プラサード・チンタカさん(35)です。
去年6月、足利市のアパートの自分の部屋で、カンボジア人の男性の太ももを包丁で刺して死亡させたとして傷害致死の罪に問われ、弁護側は「夜中に突然入って来た見ず知らずの男たちに暴力をふるわれ、包丁で刺してもしかたない状況だった」として無罪を主張していました。
1審の宇都宮地方裁判所は「刃物で刺した行為は防衛の程度を越え、明らかにやりすぎだ」と指摘し、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。
2審の東京高等裁判所の若園敦雄裁判長は「被害者に背後から抱きつかれ、殺されるかもしれないと認識してもおかしくなかった。身に危険が迫っていると勘違いした誤想防衛が成立する」として、1審の判決を取り消し、無罪を言い渡しました。
去年6月、足利市のアパートの自分の部屋で、カンボジア人の男性の太ももを包丁で刺して死亡させたとして傷害致死の罪に問われ、弁護側は「夜中に突然入って来た見ず知らずの男たちに暴力をふるわれ、包丁で刺してもしかたない状況だった」として無罪を主張していました。
1審の宇都宮地方裁判所は「刃物で刺した行為は防衛の程度を越え、明らかにやりすぎだ」と指摘し、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。
2審の東京高等裁判所の若園敦雄裁判長は「被害者に背後から抱きつかれ、殺されるかもしれないと認識してもおかしくなかった。身に危険が迫っていると勘違いした誤想防衛が成立する」として、1審の判決を取り消し、無罪を言い渡しました。
ソース:NHK ニュース