「あおり運転うんてん」で免許めんきょ取り消とりけしも 法ほう改正かいせいへ

危険きけんなあおり運転うんてんが相次あいついでいることを受うけて、警察庁けいさつちょうは悪質あくしつなドライバーについては運転うんてん免許めんきょの取り消とりけしもできるよう、法ほう改正かいせいなどを進すすめることになりました。

ことし８月はちがつ、茨城いばらき県けんの常磐ときわ自動車じどうしゃ道どうであおり運転うんてんをしたうえ、相手あいての男性だんせいの顔かおを殴なぐってけがをさせたなどとして男おとこが逮捕たいほされるなど、悪質あくしつな運転うんてんが相次あいついでいますが、現在げんざいの道路どうろ交通こうつう法ほうでは、あおり運転うんてん自体じたいの定義ていぎはなく、警察けいさつは車間しゃかん距離きょりを極端きょくたんに詰つめるなどの違反いはんについて取締とりしまりを行おこなっています。

警察庁けいさつちょうは、あおり運転うんてんそのものを摘発てきはつできるよう法ほう改正かいせいなどを進すすめることにしていて、悪質あくしつなドライバーについては、飲酒いんしゅ運転うんてんなどと同おなじように行政ぎょうせい処分しょぶんによる免許めんきょの取り消とりけしも可能かのうになる見通みとおしです。

また、事故じこを起おこさなくても、危険きけんな運転うんてんをした場合ばあいには懲役ちょうえきを科かすことも検討けんとうしています。

警察庁けいさつちょうは、早はやければ年明としあけの通常つうじょう国会こっかいに関連かんれん法案ほうあんを提出ていしゅつすることにしています。

警察庁けいさつちょうによりますと、車間しゃかん距離きょりを極端きょくたんに詰つめるなど道路どうろ交通こうつう法ほうに違反いはんしたとして検挙けんきょされた「あおり運転うんてん」は、去年きょねん１いち年間ねんかんに全国ぜんこくで１いち万まん3025件けんにのぼり、前まえの年としの1.8倍ばいに増ふえています。

ソース：NHK ニュース