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香港 抗議活動に発砲 市民の反発激しく 金融街で催涙弾
2019-11-11 10:09:22

香港では11日朝、抗議活動に参加していた若者に警察官が発砲し、1人が重体となったことを受けて、警察に対する反発は、幅広い層の市民にさらに広がり、各地で警察との衝突が相次ぎました。一方、警察は、警察に抗議しようと昼休み中の会社員らが集まった金融街で催涙弾を撃ち込むなど抗議活動を抑え込む姿勢をさらに強めていて、双方の対立は一層激しくなっています。
香港の警察などによりますと11日朝、香港島東側の住宅地で抗議活動に参加していた若者に警察官が発砲し、21歳の男性がけがをして病院で治療を受けていて重体だということです。
これを受けて、午後には警察に抗議しようと香港島の中心部にある金融街で抗議活動が呼びかけられ、周辺の金融街で働く、昼休み中の会社員など数百人が「警察は殺人者だ」などと声を上げながら路上にあふれました。
集まった多くの市民はガスマスクなどの装備をしていない状態でしたが、警察は催涙弾を何度も撃ち込み、通りいっぱいに白い煙が立ちこめたため、スーツ姿の会社員が走って避難するなど混乱が広がりました。
このほか香港では11日、SNS上の呼びかけに応じて道路を塞ぐ市民と、これを取り締まろうとする警察との間で衝突が各地で起き、香港政府によりますと、これまでに発砲を受けた男性を含めて、男女合わせて49人がけがをして病院で手当てを受けたということです。
香港では先週、一連の抗議活動が始まって以来、初めての死者が出たあと抗議活動の中心となっている若者以外の市民の幅広い層に警察への反発が広がる一方で、警察は抗議活動を抑え込む姿勢をさらに強めていて、双方の対立は一層激しくなっています。
これを受けて、午後には警察に抗議しようと香港島の中心部にある金融街で抗議活動が呼びかけられ、周辺の金融街で働く、昼休み中の会社員など数百人が「警察は殺人者だ」などと声を上げながら路上にあふれました。
集まった多くの市民はガスマスクなどの装備をしていない状態でしたが、警察は催涙弾を何度も撃ち込み、通りいっぱいに白い煙が立ちこめたため、スーツ姿の会社員が走って避難するなど混乱が広がりました。
このほか香港では11日、SNS上の呼びかけに応じて道路を塞ぐ市民と、これを取り締まろうとする警察との間で衝突が各地で起き、香港政府によりますと、これまでに発砲を受けた男性を含めて、男女合わせて49人がけがをして病院で手当てを受けたということです。
香港では先週、一連の抗議活動が始まって以来、初めての死者が出たあと抗議活動の中心となっている若者以外の市民の幅広い層に警察への反発が広がる一方で、警察は抗議活動を抑え込む姿勢をさらに強めていて、双方の対立は一層激しくなっています。
市民からは警察への不満の声
警察が催涙弾を発射した香港島のセントラルは、アジア有数の金融センターの中心地で、当時は昼ごはんを食べるために外出する市民も多く、警察に対する不満の声が聞かれました。
このうち、近くの会社で働く女性は「警察は武器も持っていない人を至近距離で撃っている。これ以上はもう受け入れられない。これは香港ではない」と警察に対し、強い憤りを感じていました。
また、弁当を買いに会社から出てきたという男性は「昼ごはんの時間に歩いているだけなのに、なぜ催涙弾を撃つ必要があるのか。警察はコントロールを失い、何をしてもいいと考えているのではないか」と話していました。
このうち、近くの会社で働く女性は「警察は武器も持っていない人を至近距離で撃っている。これ以上はもう受け入れられない。これは香港ではない」と警察に対し、強い憤りを感じていました。
また、弁当を買いに会社から出てきたという男性は「昼ごはんの時間に歩いているだけなのに、なぜ催涙弾を撃つ必要があるのか。警察はコントロールを失い、何をしてもいいと考えているのではないか」と話していました。
ソース:NHK ニュース