グーグルと患者かんじゃデータ共有きょうゆう 医療いりょう情報じょうほう取り扱とりあつかいに議論ぎろんも

ＩＴ大手おおてのグーグルが、大手おおて医療いりょう団体だんたいと患者かんじゃのデータを共有きょうゆうして、医療いりょうサービスの向上こうじょうを目指めざすことで合意ごういしたことについて、アメリカ政府せいふが調査ちょうさを始はじめることを明あきらかにするなど、医療いりょう情報じょうほうの取り扱とりあつかいをめぐり議論ぎろんを呼よびそうです。

大手おおて医療いりょう団体だんたいの「アセンション」は12日にち、ＩＴ大手おおてのグーグルと患者かんじゃの情報じょうほうを共有きょうゆうして、医療いりょうサービスの向上こうじょうを目指めざすことで合意ごういしたと発表はっぴょうしました。

大手おおてメディアの「ウォール・ストリート・ジャーナル」が伝つたえたところによりますと、グーグルはアセンションが扱あつかう数かず千せん万まん人にん分ぶんの患者かんじゃデータを共有きょうゆうしたものの、患者かんじゃや現場げんばの医師いしは知しらされていなかったということです。

こうしたデータの共有きょうゆうは法律ほうりつで認みとめられているということですが、アメリカ保健ほけん福祉ふくし省しょうは、メディアの取材しゅざいに対にたいし「個人こじんの医療いりょう情報じょうほうの扱あつかいが法律ほうりつにのっとっているか情報じょうほう収集しゅうしゅうする」とコメントし、調査ちょうさを始はじめることを明あきらかにしました。

アメリカでは、フェイスブックやアマゾン・ドット・コム、それにマイクロソフトなどのＩＴ大手おおてが膨大ぼうだいな患者かんじゃのデータをＡＩで分析ぶんせきするビジネスを展開てんかいしようと、ヘルスケア分野ぶんやへの参入さんにゅうに乗り出のりだしています。

グーグルを傘下さんかに置おく持ち株もちかぶ会社かいしゃも今月こんげつ、脈拍みゃくはくなどを測定そくていすることができるスマートウォッチを手てがける「フィットビット」の買収ばいしゅうを発表はっぴょうするなど、ヘルスケア分野ぶんやへの高たかい関心かんしんを示しめしていて、医療いりょう情報じょうほうの取り扱とりあつかいをめぐり議論ぎろんを呼よびそうです。

ソース：NHK ニュース