プロ野球やきゅう 「現役げんえきドラフト」早はやければ来年らいねん導入どうにゅうの見通みとおし

プロ野球やきゅうで出場しゅつじょう機会きかいに恵めぐまれない選手せんしゅを、ほかの球団きゅうだんに移籍いせきできるようにする「現役げんえきドラフト」について、導入どうにゅうを求もとめているプロ野球やきゅう選手せんしゅ会かいとＮＰＢ＝日本にっぽん野球やきゅう機構きこうが20日にち、都内とないで協議きょうぎし、ＮＰＢ側がわは早はやければ来年らいねんから、遅おそくとも再さい来年らいねんには導入どうにゅうできるとする見通みとおしを示しめしました。

「現役げんえきドラフト」は、リストアップされた現役げんえき選手せんしゅをほかの球団きゅうだんが指名しめいすることで移籍いせきが可能かのうとなる制度せいどで、出場しゅつじょう機会きかいに恵めぐまれない選手せんしゅに新あらたな活躍かつやくの場ばを提供ていきょうできるとして選手せんしゅ会かいは、来年らいねんからの導入どうにゅうを要望ようぼうしています。

そして20日にち、選手せんしゅ会かいは、会長かいちょうを務つとめる巨人きょじんの炭谷すみたに銀ぎん仁じん朗ろう選手せんしゅも出席しゅっせきしてＮえぬＰＢぴ-び-と東京とうきょう都内とないで事務じむ折衝せっしょうを行おこないました。

この中なかで、ＮＰＢ側がわから12球団きゅうだんと検討けんとうを進すすめている制度せいどの具体ぐたい案あんについて説明せつめいがあり、炭谷すみたに会長かいちょうは「ぜひ来年らいねんから導入どうにゅうしてほしい」と選手せんしゅ会かいの要望ようぼうを改あらためて伝つたえたということです。

事務じむ折衝せっしょうのあと、ＮＰＢ選手せんしゅ関係かんけい委員いいん会かいの委員いいん長ちょうを務つとめる阪神はんしんの谷本たにもと修おさむ球団きゅうだん本部ほんぶ長ちょうは「選手せんしゅ会かいと12球団きゅうだんで目指めざす方向ほうこうは一致いっちしているが、制度せいどの細こまかい部分ぶぶんで各かく球団きゅうだんともいろんな意見いけんがあり、まだ、まとまっていない」としたうえで「来年らいねん１月いちがつの実行じっこう委員いいん会かいまでにまとまれば来年らいねんからの導入どうにゅうに、ぎりぎり間に合まにあうかもしれないが約束やくそくはできないと選手せんしゅ会かいには伝つたえた。遅おそくとも再さい来年らいねんにはと思おもっている」と述のべ、早はやければ来年らいねん、遅おそくとも再さい来年らいねんには現役げんえきドラフトを導入どうにゅうできるとする見通みとおしを示しめしました。

炭谷すみたに会長かいちょうは「お互おたがいが納得なっとくできる制度せいどに、だいぶ近ちかづいていると思おもう。１いち年ねんで人生じんせいが変かわる選手せんしゅもいるので早はやく導入どうにゅうしてほしい」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース