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新技術「印刷方式」で有機EL量産化 世界初の生産ライン整備
2019-11-25 11:16:52

最新のディスプレー「有機EL」を製造コストをおさえた新たな技術で量産化する世界で初めての生産ラインが、石川県能美市の工場に整備されました。

生産ラインが整備されたのは、官民ファンドの「INCJ」の支援を受けて「有機EL」を開発している「JOLED」の能美市にある工場です。

工場にはインクジェットプリンターの技術を応用し、パネルに材料を付着させる「印刷方式」と呼ばれる新たな技術で有機ELを量産化する世界で初めての生産ラインが整備されました。

スマートフォンやテレビなどのディスプレーとして利用が進む有機ELの分野では、韓国メーカーが世界シェアの大半を握っていますが、JOLEDとしては、新たな製造方法で、コストを抑えることで競争力を高め、シェアの拡大を図りたいとしています。

JOLEDの石橋義社長は、「能美工場から高画質で高精細で品質の高い中型ディスプレーを世界に発信することで、この分野でのリーディングカンパニーとしての地位を築きたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース