徴用ちょうよう問題もんだい 韓国かんこく議長ぎちょうの案あん “日にち韓かんで約やく280億おく円えん規模きぼの基金ききん”

太平洋たいへいよう戦争せんそう中ちゅうの「徴用ちょうよう」をめぐる問題もんだいで、韓国かんこく国会こっかいのムン・ヒサン議長ぎちょうがまとめている解決かいけつ策さくの詳細しょうさいが判明はんめいしたと、韓国かんこくメディアが報ほうじました。日にち韓かんの企業きぎょうのほか政府せいふも参加さんかしておよそ280億おく円えん規模きぼの基金ききんを作つくる構想こうそうだということですが、日本にっぽん側がわは、そもそも費用ひようを出だすことに否定ひてい的てきで受け入うけいれるかどうかは不透明ふとうめいな状況じょうきょうです。

韓国かんこくの複数ふくすうのメディアは、26日にち夜よる、韓国かんこく国会こっかいのムン・ヒサン（文ぶん喜き相しょう）議長ぎちょうが、太平洋たいへいよう戦争せんそう中ちゅうの「徴用ちょうよう」をめぐる問題もんだいの解決かいけつに向むけて取とりまとめを進すすめている法案ほうあんの詳細しょうさいが判明はんめいしたと伝つたえました。

それによりますと、およそ3000億おくウォン、日本にっぽん円えんでおよそ280億おく円えん規模きぼの基金ききんをつくり、徴用ちょうようをめぐる裁判さいばんの原告げんこくや、訴訟そしょうを予定よていしている人ひとなど、およそ1500人にんを対象たいしょうに、慰謝いしゃ料りょうなどを支払しはらう計画けいかくだということです。

基金ききんの財源ざいげんについて、主要しゅよう紙しの「中央ちゅうおう日報にっぽう」は、日にち韓かんの企業きぎょうが中心ちゅうしんとなって用意よういし、韓国かんこく政府せいふが年間ねんかんの運営うんえい費ひ、およそ４よん億おく6000万まん円えんを支出ししゅつするほか、慰安いあん婦ふ問題もんだいをめぐる日にち韓かんの合意ごういで設立せつりつされた「和解わかい・癒やし財団ざいだん」に日本にっぽん政府せいふが拠出きょしゅつした資金しきんのうち、残のこるおよそ６ろく億おく円えんも活用かつようすることで、日本にっぽん政府せいふも関かかわることになるとしています。

ただ、ムン議長ぎちょうは、今後こんご、関係かんけい者しゃと協議きょうぎを行おこないたい意向いこうで、内容ないようが変かわる可能かのう性せいも指摘してきされています。

また、日本にっぽん側がわは、そもそも費用ひようを出だすことに否定ひてい的てきで受け入うけいれるかどうかは不透明ふとうめいな状況じょうきょうです。

ソース：NHK ニュース