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福島ふくしまだいいち原発げんぱつ けたかく燃料ねんりょう取り出とりださい来年らいねんからまず号機ごうき

2019-12-02 01:04:39

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福島ふくしまだいいち原子力げんしりょく発電はつでんしょはい方針ほうしん策定さくていするくに対策たいさくチーム最大さいだい難関なんかんとされるちたかく燃料ねんりょういわゆる燃料ねんりょうデブリ」の取り出とりだしを2021ねんから、まず号機ごうき開始かいしするあんりまとめました。
経済けいざい産業さんぎょうしょうなど福島ふくしまだいいち原発げんぱつはいかかわる省庁しょうちょうと、関係かんけいする機関きかんトップなどでつくるはい汚染おせんすい対策たいさくチームおよそねんごとにはい工程こうてい見直みなおしをおこなっています。

にち官邸かんていひらかれた会議かいぎでは、最大さいだい難関なんかんとされるメルトダウンをこしたいち号機ごうきからさん号機ごうきいわゆる燃料ねんりょうデブリ」の取り出とりだしについて、ねんの2021ねんからまず号機ごうき開始かいしするあんりまとめました。

号機ごうきについてはことし9月くがつ技術ぎじゅつてき方針ほうしん検討けんとうしているくにの「原子力げんしりょく損害そんがい賠償ばいしょうはいとう支援しえん機構きこう」が、内部ないぶ状況じょうきょうもっとかっていることなどから最初さいしょ取り出とりだしをおこなべきとする見解けんかいしめし、これまえたかたちとなりました。

ただし経済けいざい産業さんぎょうしょうこれまで取り出とりだしの開始かいしまえ、ロボットを使つかってサンプル採取さいしゅする計画けいかくしめしていましたが、これは見送みおくり、現場げんば再現さいげんした模型もけい使つかって、より慎重しんちょうにロボットの訓練くんれんおこななどして準備じゅんびをするとしています。

このほか会議かいぎではいち号機ごうきからろく号機ごうき使用しよう燃料ねんりょうプールはいったかく燃料ねんりょう取り出とりだしについて、2031ねんまつまでにすべて終了しゅうりょうする工程こうていはじめてしめしました。

またはい作業さぎょう最終さいしゅうてきえる時期じきについては2041ねんから2051ねんとしていて変更へんこうはありませんでした。

今回こんかいまとめられたあん今後こんご地元じもと自治体じちたいなど意見いけんいたうえで、正式せいしき決定けっていされることになっています。

専門せんもん放射ほうしゃせい物質ぶっしつ飛散ひさん注意ちゅういを」

日本にっぽん原子力げんしりょく学会がっかいはい検討けんとう委員いいんかい宮野みやのひろし委員いいんちょうはデブリの取り出とりだしで今後こんご内部ないぶでの作業さぎょうえることについて「いちばん注意ちゅういしなければいけないのは格納かくのう容器ようきなかにある放射ほうしゃせい物質ぶっしつ飛散ひさんすること。地震じしんきたり、重量じゅうりょうぶつ落下らっかしたり、さまざまなリスクを想定そうていして事前じぜんことが大切たいせつだ」と作業さぎょうじょう課題かだいについて指摘してきしています。

またデブリの取り出とりだしについては今後こんご大量たいりょう取り出とりだための技術ぎじゅつ必要ひつようだとしていて「かたまっているデブリをどのように切り出きりだして、取り出とりだしてくるかはまだ具体ぐたいてき工法こうほうえているとはえない。信頼しんらいできる工法こうほうつくり、具体ぐたいしていくことが必要ひつようだ」と指摘してきしています。

工程こうていひょう 作業さぎょうの「方針ほうしん」「目標もくひょう時期じきしめ

対策たいさくチーム福島ふくしまだいいち原発げんぱつはいへの道筋みちすじしめ工程こうていをまとめるため、経済けいざい産業さんぎょうしょう環境省かんきょうしょうなど省庁しょうちょう原子力げんしりょく規制きせい委員いいんかいなど関係かんけいする機関きかんトップなどが参加さんかしていて、対策たいさくチームちょう経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんつとめています。

事故じこからきゅうか月かげつ平成へいせい23ねん12つき最初さいしょはい工程こうていしめされたあと、これまでよんかい改訂かいていされ、今回こんかいかいです。

工程こうていひょうには燃料ねんりょうデブリの取り出とりだしや汚染おせんすい対策たいさく廃棄はいきぶつへの対応たいおうなどについて、作業さぎょう方針ほうしん目標もくひょうとする時期じき盛り込もりこまれ、これもとづいて、燃料ねんりょうデブリ取り出とりだしの具体ぐたいてき方法ほうほうや、汚染おせんすい発生はっせいおさえるための対応たいおうさくなど、現場げんば作業さぎょうめられていきます。
ソース:NHK ニュース