銃じゅう規制きせいは憲法けんぽう違反いはんか 米べい連邦れんぽう最高裁さいこうさいで審理しんり 全米ぜんべいで関心かんしん

アメリカの連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょで２に日にち、ニューヨーク市しの銃じゅう規制きせいが、銃じゅうの所有しょゆうを認みとめる憲法けんぽうに違反いはんしているかどうかを判断はんだんする審理しんりが行おこなわれました。判断はんだんによっては全米ぜんべい各地かくちの銃じゅう規制きせいの動うごきに影響えいきょうを与あたえることから、関心かんしんが高たかまっています。

この裁判さいばんは、ニューヨーク市しが銃じゅうの所有しょゆう者しゃに、事前じぜんに許可きょかを得えていない場所ばしょへの銃じゅうの持ち運もちはこびなどを条例じょうれいで禁止きんししたのは憲法けんぽうに違反いはんするとして、銃じゅうを持もつ権利けんりを主張しゅちょうする団体だんたいなどが訴うったえたものです。

アメリカの憲法けんぽうでは修正しゅうせい第だい２に条じょうで銃じゅうを持もつ権利けんりが認みとめられていますが、銃撃じゅうげき事件じけんによる犠牲ぎせい者しゃが後ごを絶たたず、州しゅうや市しなどは独自どくじの銃じゅう規制きせいを行おこなっています。

連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょで憲法けんぽう判断はんだんが示しめされるのは、９きゅう年ねん前まえに銃じゅうの所持しょじを事実じじつ上じょう禁止きんしした中西部ちゅうせいぶイリノイ州しゅうシカゴ市しの条例じょうれいなどを違憲いけんと判断はんだんして以来いらいで、全米ぜんべいで関心かんしんが高たかまっています。

アメリカのメディアは、判断はんだんをする９きゅう人にんの判事はんじのうち、トランプ大統領だいとうりょうが銃じゅうを持もつ権利けんりを擁護ようごする保守ほしゅ派はの判事はんじ２に人にんを指名しめいし、保守ほしゅ派はの判事はんじが５ご人にんと過半数かはんすうを占しめていることから、原告げんこく側がわに有利ゆうりな判断はんだんが示しめされる可能かのう性せいがあると伝つたえています。

連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょの判断はんだんは来年らいねん６月ろくがつまでに示しめされる見通みとおしで、判断はんだんによっては銃じゅう規制きせいの動うごきに影響えいきょうを与あたえるほか、来年らいねん11月つきの大統領だいとうりょう選挙せんきょで争点そうてんの一ひとつになるとみられます。

ソース：NHK ニュース