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“ゲノム編集”で子ども誕生 規制の在り方検討へ 厚労省
2019-12-04 21:00:51

遺伝子を自在に操作できる「ゲノム編集」を行ったヒトの受精卵から、子どもを誕生させる行為の規制について検討する厚生労働省の専門家会議が開かれ、法的な規制が必要という意見が大勢を占めました。厚生労働省は今後、具体的な規制の在り方を検討するとしています。

ゲノム編集を行ったヒトの受精卵から子どもを誕生させる行為について、国内では研究として行うことが指針で禁止されているものの罰則はありません。
この技術を使って、去年、中国の研究者が実際に双子を誕生させたのを受けて、厚生労働省の専門家会議は、ことし夏からより厳格な法律での規制ができるかなど検討を進め4日、取りまとめのための会合を開きました。
会合の中では、ルールの実効性を確保するためにも法的な規制が必要という意見が大勢を占めました。
そのうえで、専門家会議はゲノム編集だけでなく「遺伝子組み換え」など受精卵の遺伝子を人為的に制御するすべての技術について規制の対象とすべきだとする考え方を取りまとめました。
一方で、病気の仕組みを解明したり、新たな薬を開発したりすることにつながる可能性があるとして、将来的に認められるかどうか、海外の状況などを踏まえて今後も検討すべきだとしています。
厚生労働省では今後、内閣府や文部科学省とともに具体的な規制の在り方を検討するとしています。
この技術を使って、去年、中国の研究者が実際に双子を誕生させたのを受けて、厚生労働省の専門家会議は、ことし夏からより厳格な法律での規制ができるかなど検討を進め4日、取りまとめのための会合を開きました。
会合の中では、ルールの実効性を確保するためにも法的な規制が必要という意見が大勢を占めました。
そのうえで、専門家会議はゲノム編集だけでなく「遺伝子組み換え」など受精卵の遺伝子を人為的に制御するすべての技術について規制の対象とすべきだとする考え方を取りまとめました。
一方で、病気の仕組みを解明したり、新たな薬を開発したりすることにつながる可能性があるとして、将来的に認められるかどうか、海外の状況などを踏まえて今後も検討すべきだとしています。
厚生労働省では今後、内閣府や文部科学省とともに具体的な規制の在り方を検討するとしています。
ソース:NHK ニュース