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死亡事故起こした「はとバス」運転手はインフルエンザで高熱
2019-12-05 08:19:06

東京 新宿区で4日夜、観光バスの「はとバス」が停車していたハイヤーに追突し、ハイヤーの運転手が死亡しました。バスのドライバーはインフルエンザにかかっていて、事故当時、高熱があったということで、警視庁は詳しい状況を調べています。
4日午後6時半ごろ、新宿区西新宿で観光バスの「はとバス」が、停車していたハイヤーに追突して乗り上げ、そのまま30メートルほど進んだあと、街路灯に衝突して止まりました。
バスとハイヤーに乗客はいませんでしたが、この事故で、ハイヤーの運転手、宮崎昭夫さん(52)が死亡しました。
バスを運転していた37歳のドライバーはその場で逮捕されましたが、いったん釈放され、病院に入院して検査を受けました。
警視庁によりますと、検査の結果、ドライバーはインフルエンザにかかっていて事故当時は38度を超える高熱があったとみられることがわかりました。
バスのドライブレコーダーには、事故が起きる数秒前からドライバーの頭が前後にゆっくりと揺れている様子が写っていたということです。
警視庁は、事故が起きた詳しい状況を調べています。
バスとハイヤーに乗客はいませんでしたが、この事故で、ハイヤーの運転手、宮崎昭夫さん(52)が死亡しました。
バスを運転していた37歳のドライバーはその場で逮捕されましたが、いったん釈放され、病院に入院して検査を受けました。
警視庁によりますと、検査の結果、ドライバーはインフルエンザにかかっていて事故当時は38度を超える高熱があったとみられることがわかりました。
バスのドライブレコーダーには、事故が起きる数秒前からドライバーの頭が前後にゆっくりと揺れている様子が写っていたということです。
警視庁は、事故が起きた詳しい状況を調べています。
点呼時は『異常なし』
「はとバス」によりますと、事故を起こした37歳のドライバーは、4日午前6時半すぎに出勤し、同7時前に出庫前の点呼を受けたということです。
この点呼では、アルコールの呼気の検査や、本人からの健康状態の申告のほか、チェック役の担当者が対面でドライバーの様子を確認することになっていますが、本人から体調不良に関する申告はなく、対面の確認でも異常は見られませんでした。
ドライバーは、午前7時すぎから修学旅行の貸し切りバスの運行業務にあたったあと、都内を巡回する定期観光バスの業務に移り、新宿の待機場所から食事中の乗客を迎えに行く最中に事故を起こしたということです。
このドライバーは、平成27年に入社し、観光バスの運転業務にあたってきたということですが、これまでに目立ったトラブルはなかったということです。
「はとバス」は、今回の事故を受けて、対策本部を設置し、安全対策などについて検討しているということです。
この点呼では、アルコールの呼気の検査や、本人からの健康状態の申告のほか、チェック役の担当者が対面でドライバーの様子を確認することになっていますが、本人から体調不良に関する申告はなく、対面の確認でも異常は見られませんでした。
ドライバーは、午前7時すぎから修学旅行の貸し切りバスの運行業務にあたったあと、都内を巡回する定期観光バスの業務に移り、新宿の待機場所から食事中の乗客を迎えに行く最中に事故を起こしたということです。
このドライバーは、平成27年に入社し、観光バスの運転業務にあたってきたということですが、これまでに目立ったトラブルはなかったということです。
「はとバス」は、今回の事故を受けて、対策本部を設置し、安全対策などについて検討しているということです。
はとバス「深くおわび」
「はとバス」は「お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に対し、深くおわび申し上げます。今回の重大事故を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を発生させないよう、いっそうの安全対策と事故防止の徹底に全力をあげて取り組んでまいります」としています。
関東運輸局 本社営業所に監査
死亡事故を受け、国土交通省関東運輸局は、はとバスの本社営業所に対して監査を行い、運転手の勤務状況などに問題がなかったか調べることにしています。
監査が行われたのは東京 大田区にある「はとバス」の本社営業所です。
国土交通省によりますと、5日午前11時ごろから運輸局の監査官ら5人が会社の担当者から話を聞くなどして、事故を起こした運転手の勤務状況や営業所の管理体制などに問題がなかったか調べるということです。
監査は、バス会社が死亡事故を起こした場合は原則行われるということで、国土交通省は「問題があれば適切に対処したい」としています。
監査が行われたのは東京 大田区にある「はとバス」の本社営業所です。
国土交通省によりますと、5日午前11時ごろから運輸局の監査官ら5人が会社の担当者から話を聞くなどして、事故を起こした運転手の勤務状況や営業所の管理体制などに問題がなかったか調べるということです。
監査は、バス会社が死亡事故を起こした場合は原則行われるということで、国土交通省は「問題があれば適切に対処したい」としています。
ソース:NHK ニュース