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新型しんがたコロナワクチン 国際こくさいてき枠組わくぐ供給きょうきゅう開始かいし 課題かだい浮き彫うきぼ

2021-03-06 05:17:12

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新型しんがたコロナウイルスのワクチンをめぐって、途上とじょうこくふく世界せかい全体ぜんたい公平こうへい分配ぶんぱいするための国際こくさいてき枠組わくぐによる供給きょうきゅうはじまりましたが、各国かっこくとどまでの時間じかんかかることやワクチンのりょうりないことなど課題かだい浮き彫うきぼとなっています。
国連こくれんなど主導しゅどうする枠組わくぐ「COVAXファシリティ」は、190のくに地域ちいき参加さんかして先進せんしんこくなどが資金しきん拠出きょしゅつし、ワクチンを途上とじょうこくふく各国かっこく公平こうへい分配ぶんぱいすることを目指めざしています。

この枠組わくぐによって先月せんげつ24にち西アフリカにしあふりかのガーナにはじめてワクチンがとどけられました。その後そのごアフリカのコンゴ民主みんしゅ共和きょうわこくやアンゴラ、そしてアジアのカンボジアなど、5にちまでに20か国かこくわせて2000まん回分かいぶんあま供給きょうきゅうされました。しかしおおくに依然いぜん、ワクチンの到着とうちゃくっていて、供給きょうきゅう時間じかんがかかっています。

またこの枠組わくぐ供給きょうきゅうされるのは各国かっこく人口じんこう最大さいだい20%までで、おおひと免疫めんえきことで感染かんせんひろがりにくくなるいわゆる集団しゅうだん免疫めんえき状態じょうたい獲得かくとくするのに必要ひつようとされる、世界せかい人口じんこうの70%をえるひと接種せっしゅするにはりょうりません。

さらに、COVAXが目指めざしている途上とじょうこくなどへの20%の供給きょうきゅう達成たっせいするにも年内ねんないいっぱいかかるとしています。

先進せんしんこくなどくらべて途上とじょうこく接種せっしゅおくれている「ワクチン格差かくさ」を解消かいしょうするのは簡単かんたんではなく、国連こくれんは、くに経済けいざいりょくにかかわらず、各国かっこく医療いりょう従事じゅうじしゃ高齢こうれいしゃへの接種せっしゅ優先ゆうせんできるよう、さらなる支援しえんびかけています。
ソース:NHK ニュース