Show Furigana
東電強制起訴 2審で裁判官の現場検証を要望 遺族の代理人ら
2021-03-08 03:59:06

福島第一原発の事故からまもなく10年、東京電力の旧経営陣が強制的に起訴された裁判は1審で無罪が言い渡され、2審の審理は始まっていません。被害者遺族の代理人らが8日、2審では裁判官が原発などの現場検証を行うよう裁判所に要請しました。
東京電力の勝俣恒久元会長(80)ら旧経営陣3人が検察審査会の議決によって業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴された裁判は、おととし9月、1審で無罪が言い渡され、検察官役の指定弁護士が控訴しましたが、2審の審理はまだ始まっていません。
被害者遺族の代理人として裁判に参加している弁護士や告発をした市民グループは8日、裁判官による現場検証を求める要請書を東京高等裁判所に提出し、東京 霞が関で会見を開きました。
要請書では「1審では現場検証は実施されなかったが、正確な判断を下すためには現地で被害の深刻さを目の当たりにすべきだ」として、福島第一原発や、多くの入院患者が過酷な避難を強いられた福島県大熊町の双葉病院などの現場検証を求めています。
要請書を提出した海渡雄一弁護士は会見で「裁判官には、肉親にみとられることなく亡くなった被害者の思いを感じてほしい」と話していました。
被害者遺族の代理人として裁判に参加している弁護士や告発をした市民グループは8日、裁判官による現場検証を求める要請書を東京高等裁判所に提出し、東京 霞が関で会見を開きました。
要請書では「1審では現場検証は実施されなかったが、正確な判断を下すためには現地で被害の深刻さを目の当たりにすべきだ」として、福島第一原発や、多くの入院患者が過酷な避難を強いられた福島県大熊町の双葉病院などの現場検証を求めています。
要請書を提出した海渡雄一弁護士は会見で「裁判官には、肉親にみとられることなく亡くなった被害者の思いを感じてほしい」と話していました。
ソース:NHK ニュース