出産しゅっさん件数けんすうに占しめる双子ふたごの割合わりあい 30年ねんで30％増ぞう 英えいの研究けんきゅうチーム調査ちょうさ

イギリスの研究けんきゅうチームは、双子ふたごに関にかんする世界せかい規模きぼの調査ちょうさを行おこない、出産しゅっさん件数けんすうに占しめる双子ふたごの割合わりあいが1980年代ねんだいからの30年間ねんかんで、30％増ふえたと発表はっぴょうしました。医療いりょうの進歩しんぽによって、体外たいがい受精じゅせいなどによる出産しゅっさんが増ふえたことが、主おもな要因よういんだとしています。

イギリス、オックスフォード大学だいがくの研究けんきゅうチームは、世界せかい100以上いじょうの国くにと地域ちいきを対象たいしょうに、1980年ねんから85年ねんまでと2010年ねんから15年ねんまでの出産しゅっさん件数けんすうに占しめる双子ふたごの割合わりあいを比較ひかくし、発表はっぴょうしました。

それによりますと、1980年代ねんだいは、双子ふたごの出産しゅっさんが1000件けん当あたり平均へいきんで9.1件けんだったのに対にたいし、2010年代ねんだいは12件けんに増ふえ、30年間ねんかんでおよそ30％増ふえたことが分わかったということです。

地域ちいき別べつでは、北米ほくべいが71％の増加ぞうかと最もっとも増ふえているほか、ヨーロッパやアジアでも増加ぞうかし、2010年代ねんだいには世界せかい全体ぜんたいで毎年まいとしおよそ160万まん組くみの双子ふたごが生うまれたとしています。

双子ふたごの出産しゅっさんが増ふえたことについて研究けんきゅうチームは、医療いりょうの進歩しんぽによって体外たいがい受精じゅせいなどの生殖せいしょく補助ほじょ医療いりょうが普及ふきゅうしたことが主おもな要因よういんだとしています。

研究けんきゅうチームを率ひきいたオックスフォード大学だいがくの教授きょうじゅはロイター通信ろいた-つうしんの取材しゅざいに対にたいし「医療いりょうの発達はったつが先進せんしん国こくで双子ふたごの割合わりあいを押し上おしあげ、世界中せかいじゅうでかつてないほどの双子ふたごが誕生たんじょうしている」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース