北京ぺきんで10年ねんに一度いちど“激げきしい”黄砂こうさ　日本にほんにも飛来ひらい？

　北京市内ぺきんしないはこの10年ねんで最もっとも激げきしい黄砂こうさに見舞みまわれ、数百すうひゃくメートル先さきが見渡みわたせない状況じょうきょうが続つづいています。この黄砂こうさ、日本にほんにも向むかってくる可能性かのうせいがあるといいました。
　中国ちゅうごくの気象当局きしょうとうきょくによりますと、15日にちの黄砂こうさはこの10年ねんで最もっとも激はげしいもの。道路どうろから見上みあげると高層こうそうビルもぼやけて見みえます。一見いっけん、吹雪ふぶきのようなシーン。舞まっているのは雪ゆきではなく砂すなです。
　黄砂こうさは14日夜かよるにモンゴル南部なんぶで発生はっせい。気流きりゅうに乗のって南下なんかしたとみられます。その一部いちぶは地上ちじょうに降ふり注そそぎました。
　車くるまより心配しんぱいなのが人ひとへの影響えいきょう。この影響えいきょうで北京市ぺきんしは各学校かくがっこうに屋外おくがいでの活動かつどうを控ひかえるよう求もとめています。
　我われわれ々にとっても対岸たいがんの火事かじではありません。日本付近にほんふきんは16日にちは西にしから雨あめとなり、この雨あめがやんだ後あと、日本海側にほんかいがわを中心ちゅうしんに黄砂こうさが飛とんでくる恐おそれがあります。

ソース：NHK ニュース