グーグル 不適切ふてきせつなネット広告こうこくの削除さくじょなど 世界せかいで31億おく件けんと発表はっぴょう

IT大手おおてのグーグルは、誤あやまった情報じょうほうを含ふくんでいることなどを理由りゆうに掲載けいさいを防ふせいだり削除さくじょしたりしたネット広告こうこくが去年きょねん1年間ねんかんに世界せかいでおよそ31億おく件けんに上のぼったことを明あきらかにしました。

発表はっぴょうによりますと、グーグルは、去年きょねん1年間ねんかんに、規程きていに反はんするとしておよそ31億おく件けんのネット広告こうこくの掲載けいさいを防ふせいだり削除さくじょしたりしたということです。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいをめぐって、治療ちりょう法ほうやワクチンに関にかんする誤あやまった情報じょうほうなどを含ふくむ広告こうこくの掲載けいさいを9900万まん件けん以上いじょう、防ふせいだほか、アメリカの大統領だいとうりょう選挙せんきょなど、各地かくちの選挙せんきょでも不適切ふてきせつな広告こうこくを防ふせぐ取り組とりくみを強化きょうかしたとしています。

広告こうこくの削除さくじょなどの件数けんすうは2011年ねんには1億おく3000万まん件けんだったということで、監視かんしする技術ぎじゅつの向上こうじょうもあって、この10年ねんの間まに大幅おおはばに増ふえたことになります。

また、利用りよう者しゃから金きんをだまし取だましとろうと架空かくうのオンラインビジネスを持もちかけるといった不正ふせい行為こういも増ふえているとしています。

アメリカでは、インターネット上じょうでの誤あやまった情報じょうほうの拡散かくさんをどう防ふせぐべきかが大おおきな議論ぎろんになっていて、SNSなどを運営うんえいするIT企業きぎょうに対策たいさくの強化きょうかを求もとめる声こえも強つよまっています。

ソース：NHK ニュース