二に酸化さんか炭素たんそを高速こうそく処理しょりする装置そうち 東芝とうしばが開発かいはつ 年間ねんかん1トン変換へんかん可能かのう

二に酸化さんか炭素たんそを化学かがく品ひんの原料げんりょうなどに変換へんかんする新あたらしい装置そうちが開発かいはつされました。これまでより処理しょり速度そくどが大幅おおはばに向上こうじょうしたのが特徴とくちょうで、今後こんご、装置そうちを大型おおがた化かすれば工場こうじょうなどでの排出はいしゅつ削減さくげんに活用かつようできると期待きたいされています。

大手おおて電機でんきメーカーの東芝とうしばが新あらたに開発かいはつした装置そうちは、二に酸化さんか炭素たんそを電気でんきを使つかって一いち酸化さんか炭素たんそなどに変換へんかんします。

セルと呼よばれる部分ぶぶんを何なん層そうにも重かさねて、二に酸化さんか炭素たんそを化学かがく反応はんのうさせる面積めんせきを大幅おおはばに増ふやすことなどによって、従来じゅうらいのものと比くらべ処理しょり速度そくどが60倍ばいに向上こうじょうしたとしています。

会社かいしゃでは処理しょり速度そくどは世界せかいで最もっとも速はやいとしていて、開発かいはつした装置そうちで年間ねんかん1トンの二に酸化さんか炭素たんそを処理しょりできるということです。

変換へんかんされた一いち酸化さんか炭素たんそは航空こうくう機きの燃料ねんりょうや化学かがく品ひんの原料げんりょうとして利用りようすることができ、今後こんご、装置そうちの大型おおがた化かを進すすめれば工場こうじょうなどでの排出はいしゅつ削減さくげんにつながると期待きたいされています。

ソース：NHK ニュース