その名なは「創意工夫そういくふう」～宇宙空間うちゅうくうかんで初はつ ４月上旬がつじょうじゅんに火星かせいでヘリコプター打うち上あげ

　ＮＡＳＡ＝アメリカ航空宇宙局こうくううちゅうきょくは、来月上旬らいげつじょうじゅんにも宇宙空間うちゅうくうかんで初はじめてとなるヘリコプターの飛行ひこうを火星かせいで実施じっしするとして詳細しょうさいを発表はっぴょうしました。
　火星探査車かせいたんさしゃ「パーシビアランス」に格納かくのうされている重おもさおよそ１．８キロのこのヘリコプターは、早はやければ来月らいげつ８日前後かぜんごに地球以外ちきゅういがいの惑星わくせいの大気中たいきちゅうを動力飛行どうりょくひこうする最初さいしょの機体きたいとなる予定よていです。１回目かいめの飛行ひこうではおよそ３メートルまで上昇じょうしょうし、短時間たんじかんホバリングした後あと、着陸ちゃくりくする計画けいかくです。
　火星かせいには地球ちきゅうの１％ほどの大気たいきしか存在そんざいせず、揚力ようりょくを得えることが難むずかしいため、ローターが地球上ちきゅうじょうでの７倍程度ばいていどに相当そうとうする毎分まいぶん２４００回転かいてんする必要ひつようがあり、その動力どうりょくは機体上部きたいじょうぶの太陽電池たいようでんちで賄まかないます。

ソース：NHK ニュース