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トヨタ佐藤さとう社長しゃちょうだつ炭素たんそ EVだけでなくHVなどぜん方位ほうい戦略せんりゃくで”

2023-04-21 10:12:27

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世界せかいてきなEV=電気でんき自動車じどうしゃへのシフトが加速かそくするなか、トヨタ自動車とよたじどうしゃ佐藤さとう恒治つねじ社長しゃちょうはNHKのインタビューで、EVだけでなくハイブリッドしゃなどふくぜん方位ほうい戦略せんりゃく」をすすめることで地域ちいきごとにことなる事情じじょう対応たいおうしていくかんが強調きょうちょうしました。

このなか佐藤さとう社長しゃちょう自動車じどうしゃだつ炭素たんそをめぐり「たとえばアジア急速きゅうそく電動でんどうむずかしい地域ちいきある大事だいじなのは実現じつげん可能かのうで、社会しゃかいインフラやエネルギー事情じじょう考慮こうりょしながらカーボンニュートラルを実現じつげんしていくことだ」とべました。

そのうえで「地域ちいきごとにことなる事情じじょうおうじて規制きせい要求ようきゅうあるのでそれぞれ解決かいけつさくっていることが大事だいじだ」とべ、EVだけでなくハイブリッドしゃ水素すいそはし燃料ねんりょう電池でんちしゃなどさまざまなタイプくるま投入とうにゅうする「ぜん方位ほうい戦略せんりゃく」を推進すいしんするかんが強調きょうちょうしました。

このうち、EV市場しじょう動向どうこうについて佐藤さとう社長しゃちょうは「ニーズや進展しんてん想定そうていよりすこはやそれに対にたいしてさらなる努力どりょく必要ひつようだというのが基本きほんてき理解りかいだ」とべ、2026ねんまでに世界せかい年間ねんかん150まんだいのEVを販売はんばいするとした目標もくひょう達成たっせいけ、電池でんち調達ちょうたつ生産せいさん体制たいせい整備せいび加速かそくさせるかんがしめしました。

そのうえで、佐藤さとう社長しゃちょう先日せんじつアメリカ政府せいふ発表はっぴょうしたEVのあら税制ぜいせい優遇ゆうぐう日本にっぽんメーカーなどのEVが対象たいしょうがいとなったことに関連かんれんし「アメリカでEVに対にたいする期待きたいたかまっていることは受け止うけとめないといけない。われわれも北米ほくべい市場しじょうしっかり適応てきおうできるかまをとる」とべました。

べいのEVしん税制ぜいせい優遇ゆうぐう 日本にっぽんメーカー現地げんち生産せいさんすすめる方針ほうしん

アメリカ政府せいふによるEVのあら税制ぜいせい優遇ゆうぐうについて、日本にっぽん自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃは、これまでの方針ほうしんどおりEVの現地げんち生産せいさん強化きょうかすすめていくとしています。

アメリカ政府せいふは4つき17にち税制ぜいせい優遇ゆうぐう対象たいしょうなるEVの車種しゃしゅ発表はっぴょうし、いま時点じてんでは日本にっぽんメーカー車種しゃしゅふくまれていません。

一方いっぽうにちべいりょう政府せいふは3つき重要じゅうよう鉱物こうぶつに関にかんする協定きょうてい締結ていけつし、バッテリーの材料ざいりょうなる重要じゅうよう鉱物こうぶつ加工かこうなど日本にっぽんおこなった場合ばあいでも最終さいしゅうてき北米ほくべいでEVを組み立くみたてていればあら優遇ゆうぐう措置そち対象たいしょうとなりました。

日本にっぽんメーカーなど電池でんち使用しようするアメリカのテスラの車種しゃしゅ今回こんかい対象たいしょうとなりました。

日本にっぽん自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃは、今回こんかい発表はっぴょうについてアメリカがわ従来じゅうらいからの方針ほうしんにのっとったもので、海外かいがいメーカーを締め出しめだものではないと受け止うけとめています。

日産にっさん自動車じどうしゃは、現地げんち生産せいさんするEVの「リーフ」が対象たいしょうからはずれたことについて、蓄電池ちくでんち部材ぶざい重要じゅうよう鉱物こうぶつ条件じょうけんたせていないとしたうえで「将来しょうらいてきにはすくなくとも一部いちぶ税制ぜいせい優遇ゆうぐう対象たいしょうなることを期待きたいしている」としています。

そのほか各社かくしゃもすでにアメリカでのEVの現地げんち生産せいさんけて、投資とうし計画けいかく打ち出うちだしています。

トヨタ自動車とよたじどうしゃは2025ねん稼働かどう開始かいし目指めざし、ノースカロライナしゅう電池でんち工場こうじょう建設けんせつすすめるなどしてアメリカ国内こくないでSUV=目的もくてきスポーツしゃ生産せいさん開始かいしします。

ホンダも来年らいねん販売はんばいけて、GM=ゼネラル・モーターズぜねらるも-た-ず共同きょうどう開発かいはつしたEVを現地げんち生産せいさんするほか、2026ねんにはオハイオしゅう工場こうじょう新型しんがたしゃ生産せいさんはじめる計画けいかくです。

各社かくしゃこれまでの方針ほうしんどおり、アメリカでのEVの現地げんち生産せいさん強化きょうかすすめていくとしています。

EV普及ふきゅう 急速きゅうそくすす予測よそくも 2030ねん新車しんしゃ3だいに1だい

だつ炭素たんそながけて、世界せかい主要しゅよう自動車じどうしゃ市場しじょうでは今後こんご、EV=電気でんき自動車じどうしゃ普及ふきゅう急速きゅうそくすすむという予測よそくもあります。

イギリスの調査ちょうさ会社かいしゃ、「LMCオートモーティブ」によりますと、おととし世界せかい販売はんばいされた新車しんしゃ8151まんだいのうち、エンジンしゃは6767まんだいと83%をめ、EVは469まんだいと5%にとどまりました。

今後こんご予測よそくとしては、2030ねんには、世界せかい新車しんしゃ販売はんばい1おく350まんだいのうち、エンジンしゃは4035まんだいと、全体ぜんたいの38%まで減少げんしょう

これに対にたいして、EVは3717まんだいと35%までえ、新車しんしゃの3だいに1だいがEVになるとしています。

日本にっぽんメーカー EV販売はんばい目標もくひょう

日本にっぽん自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃは、EVをふくめた電動でんどうしゃ販売はんばい強化きょうか目標もくひょう打ち出うちだしています。

日産にっさん自動車じどうしゃは、去年きょねん世界せかいおよそ14まん6000だいのEVを販売はんばいしています。
今後こんご目標もくひょうとして2026年度ねんど販売はんばいする新車しんしゃうちヨーロッパで78%、中国ちゅうごくで23%、日本にっぽんで15%をEVにするほか、2030年度ねんどにはアメリカ販売はんばいする新車しんしゃの40%以上いじょうをEVにするとしています。

トヨタ自動車とよたじどうしゃは、去年きょねん世界せかいで2まん4466だいのEVを販売はんばいしています。
今後こんご目標もくひょうとしては2026ねんには150まんだい、2030ねんには350まんだい販売はんばいするとしています。

▽ホンダは、去年きょねん世界せかいで2まん2256だい販売はんばいしています。
今後こんご目標もくひょうとしては2030ねんに200まんだい以上いじょうのEVを生産せいさんするとしています。
ソース:NHK ニュース