イタリアのデザイナー、果物くだものの皮かわを使つかって家具かぐを製作せいさく

物ものが埋うめ立たて地ちに捨すてられることがない世界せかいを想像そうぞうしてみてほしいです。あらゆる物ものが再利用さいりようされ、リサイクルされ、別べつの用途ようとで再活用さいかつようされ、「寿命じゅみょう」を迎むかえることのない製品せいひんを生うみ出だすことができる世界せかいがあったら――。

サークル・エコノミー財団ざいだんの最近さいきんの報告書ほうこくしょによると、廃棄物はいきぶつを出ださずに再利用さいりよう・リサイクルされ、経済けいざいに循環じゅんかんしている使用済しようずみの素材そざいは全体ぜんたいのわずか７．２％でした。

イタリア・ミラノに拠点きょてんを置おくデザイン会社かいしゃのクリル・デザインは、「レクリル」（特許取得済とっきょしゅとくすみ）というプラスチックのようなバイオ素材そざいで作つくられた家具製品かぐせいひんを作つくることで、こうした状況じょうきょうを変かえることを目指めざしています。レクリルは完全かんぜんオーガニックで、生分解なまぶんかいされるため、何度なんどでも繰くり返かえし使用しようできるということです。

ソース：NHK ニュース