日本海側中心に雪 風強まる あすにかけ暴風 交通影響など警戒
2023-12-17 02:55:10

気象庁によりますと、オホーツク海付近にある低気圧が発達しながら北東へ進んでいる影響で冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪が降っています。
午前11時までの3時間に降った雪の量は
▽札幌市郊外の小金湯で11センチ、
▽広島県庄原市高野で9センチなどとなっています。
また、風も強まっていて
▽北海道えりも岬では午前8時半に33.1メートル、
▽山形県酒田市の飛島で午前8時半前に32.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
このあと低気圧はさらに発達し冬型の気圧配置が強まるため、北日本と東日本の日本海側を中心に18日にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹く見込みです。
17日の最大風速は、▽北海道で25メートル、▽東北と新潟県で23メートル、最大瞬間風速はいずれも35メートルと予想され、北海道の日本海側では、夕方にかけて局地的に見通しがまったくきかない猛吹雪のおそれがあります。
また、18日は▽北海道で最大風速が20メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されています。
海上は波も高く、17日は▽東北で8メートル、▽北海道と北陸、新潟県で6メートルと大しけになる見込みです。
また、上空には強い寒気が流れ込むためあすにかけて大雪となる見込みで、新潟県や北陸では、日本海から活発な雪雲が断続的に流れ込み、局地的に降雪量が多くなるおそれがあります。
18日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで▽新潟県で70センチ、▽北海道と東北で60センチ、19日朝までの24時間には▽新潟県で30センチから50センチ、▽北海道で20センチから40センチと予想されています。
気象庁は暴風のほか、猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響、高波に警戒するとともに、なだれや電線への着雪による停電にも注意するよう呼びかけています。
今シーズン初めてまとまった雪が予想される地域では、車の立往生が起きるおそれがあります。
最新の気象情報を確認し不要不急の外出を控えるとともに、やむをえず車を運転する場合は冬用タイヤやチェーンの装着を徹底してください。
秋田 強風で建物の屋根めくれあがる
17日午前9時ごろ、秋田市山王で撮影された映像です。
2階建ての建物の屋根の一部が、10メートル余りにわたってはがれ、強風にあおられてめくれあがっているのが確認できます。
映像を撮影した30代の男性は「消防車のサイレンが聞こえたので外に様子を見に行ったら、向かいの建物の屋根がはがれているので驚きました。かなり風が強いと感じましたし、こんな状況を見るのは初めてです」と話していました。