フィリピン残留ざんりゅう2世せが日本国籍にっぽんこくせきの回復目指かいふくもくしし来日らいにち

　太平洋戦争中たいへいようせんそうちゅうに日本人にっぽんじんの父親ちちおやと生いき別わかれ、無国籍むこくせきとしてフィリピンで暮くらす残留ざんりゅう2世せが来日らいにちしました。日本国籍にっぽんこくせきの回復かいふくに向むけて父親ちちおやに関かんする情報じょうほうを探さがします。

　14日じゅうよっか、フィリピン残留日本人ざんりゅうにっぽんじん2世せのアカヒジ・サムエルさん（81）らは父親ちちおやの出身地しゅっしんち・沖縄おきなわで、親族しんぞくとして名乗なのり出でた10人にんほどの出迎でむかえを受うけました。

　戦前せんぜんの国籍法こくせきほうでは、父親ちちおやが日本人にっぽんじんの場合ばあいは子こどもも日本国籍にっぽんこくせきになりました。

　しかし、父親ちちおやの戦死せんしや強制送還きょうせいそうかんで手続てつづきができず残留ざんりゅう2世せの多おおくが無国籍状態むこくせきじょうたいとなりました。

　2人ふたりは19日にちまで滞在たいざいし、国籍回復こくせきかいふくに向むけて親族しんぞくの証言しょうげんや家系図かけいずなどの証拠しょうこを集あつめます。

ソース：NHK ニュース