日本海側 中心に雪や風が強まる 北海道では市民生活に影響も
2023-12-18 07:50:11

北海道 旭川“札幌と結ぶ鉄道や高速道路 一部使えず”
北海道の旭川市では大雪の影響で札幌市と結ぶ交通の大動脈となっている鉄道や高速道路が一部、使えなくなったことで影響が広がっています。
このうちJR旭川駅前にある高速バスの乗り場には運休を知らせる紙が貼り出されていました。
バスの乗り場では、困った様子で運休の張り紙を見る人や、バス会社の担当者に運行再開の見通しを尋ねる人の姿が見られました。
兵庫県から観光で訪れたという50代の女性は「今夜、新千歳空港から兵庫に帰る予定でしたが、鉄道もバスも運転を見合わせていて、困っています。やむをえず飛行機の便をあすに変更しました」と話していました。
バスを運行する「北海道中央バス」によりますと、札幌市と旭川市を結ぶ「高速あさひかわ号」は18日は終日運休するということで、19日の運行はホームページなどで確認してほしいとしています。
北海道 留萌 路線バスの運休など市民生活に影響
北海道留萌市では道路の除雪作業が追いつかず、市内を走る路線バスが運休したほか、すべての小・中学校が臨時休校になるなど、市民生活に影響が出ています。
留萌市では18日午前9時までの12時間に降った雪の量が63センチと、統計を取り始めてから最も多くなっています。
留萌市では除雪が追いついていない道路もあり、市民生活に影響が出ています。
このうち「沿岸バス」は道路の排雪が進まず安全に運行できないとして
▽市の中心部を走る路線バスや
▽留萌市や増毛町などと札幌を結ぶ「特急ましけ号」
▽留萌市や羽幌町などと旭川を結ぶ「特急あさひかわ号」を終日運休としました。
バス会社によりますと、18日中の運行再開は難しいということです。
40代の会社員の女性は「会社から道路の除雪が追いついておらず危ないので、自宅に待機するよう指示され、帰ってきました。大雪はこりごりです」と話していました。
北海道 美唄 トラックなどが立ち往生
18日午前5時ごろ、北海道美唄市の国道12号線で撮影された映像では、路面に雪が降り積もり、旭川方面に向かう道路でトラックなどが立往生している様子が確認できました。進行方向の信号が青になっても、車両は動いていません。
動画を撮影した美唄市に住む金子博幸さんは「除雪しようと思って外に出たら、立往生が起きていて驚きました。札幌方面に向かっていたトラックの運転手によると、15キロほどの車の列ができていたようです」と話していました。