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関電の3原発 大山噴火の際の火山灰量の再評価を指示
2018-12-12 07:43:53

福井県にある高浜原子力発電所など3つの原発について、原子力規制委員会は、鳥取県の大山が噴火した場合の火山灰の量が想定を上回る可能性があるとして、関西電力に再評価を指示しました。審査に合格した原発について、自然災害の影響の評価が見直されるのは初めてです。
福井県にある高浜原発、大飯原発、美浜原発の3つの原発について関西電力は、鳥取県の大山が噴火した場合、厚さが最大およそ10センチの火山灰が敷地内に降ると想定し、原子力規制委員会も妥当と評価していました。
規制委員会は12日の会合で、大山からの距離が原発から同じぐらいの場所にある京都府内で見つかった火山灰の層がおよそ25センチだったと評価されたことから、これまでの想定を上回る可能性があるとして、関西電力に再評価を指示しました。
指示では、関西電力に対し、別の地点も調査をして火山灰の量を推定し直すよう求めていますが、大山は活火山ではなく、噴火が差し迫った状況にはないとして、現時点では原発の運転停止は必要ないとしています。
規制委員会は今後、関西電力から報告される新たなデータを基に、来年4月をめどに再評価が妥当かどうか審査することにしていて、審査に合格した原発について、自然災害の影響の評価が見直されるのは初めてです。
規制委員会は12日の会合で、大山からの距離が原発から同じぐらいの場所にある京都府内で見つかった火山灰の層がおよそ25センチだったと評価されたことから、これまでの想定を上回る可能性があるとして、関西電力に再評価を指示しました。
指示では、関西電力に対し、別の地点も調査をして火山灰の量を推定し直すよう求めていますが、大山は活火山ではなく、噴火が差し迫った状況にはないとして、現時点では原発の運転停止は必要ないとしています。
規制委員会は今後、関西電力から報告される新たなデータを基に、来年4月をめどに再評価が妥当かどうか審査することにしていて、審査に合格した原発について、自然災害の影響の評価が見直されるのは初めてです。
ソース:NHK ニュース