「スプレー缶かんの屋内おくない廃棄はいきは非常ひじょうに危険きけん」業界ぎょうかい団体だんたいが注意ちゅうい呼よびかけ

札幌さっぽろ市し豊平とよひら区くで起おきた爆発ばくはつで、全焼ぜんしょうした建物たてものの室内しつないでスプレーが廃棄はいき処分しょぶんのため大量たいりょうにまかれたとみられることについて、スプレー缶かんのメーカーなどでつくる業界ぎょうかい団体だんたいは室内しつないでの廃棄はいき処分しょぶんは非常ひじょうに危険きけんだとして、絶対ぜったいにしないよう呼よびかけています。

スプレー缶かんのメーカーなどでつくる業界ぎょうかい団体だんたい、日本にっぽんエアゾール協会きょうかいの齋藤さいとう英明ひであき専務せんむ理事りじは今回こんかいの爆発ばくはつについて、「スプレー缶かんの可燃かねんガスと酸素さんそ、それに火の気ひのけがあれば爆発ばくはつのおそれがある。缶かんの中身なかみが残のこっている状態じょうたいで屋内おくないで廃棄はいき処分しょぶんしようとするのは非常ひじょうに危険きけんな行為こういだ」と指摘してきしています。

協会きょうかいによりますと、スプレー缶かんのメーカーに対にたいし消費しょうひ者しゃが廃棄はいき処分しょぶんをする際さいに中なかのガスを抜ぬくための「ガス抜ぬきキャップ」と呼よばれる部品ぶひんを取り付とりつけるよう業界ぎょうかいの自主じしゅ的てきな基準きじゅんで求もとめているということです。

齋藤さいとう専務せんむ理事りじは、消費しょうひ者しゃがスプレー缶かんを廃棄はいきする際さいの注意ちゅうい点てんとして「ガス抜ぬきキャップ」を使つかって音おとが出でなくなるまで中なかのガスを完全かんぜんに出だすことが必要ひつようだとしています。

そのうえで「廃棄はいき処分しょぶんの際さいに火の気ひのけがあってはいけないので、絶対ぜったいに、屋内おくないではなく屋外おくがいに出でてガスを出だすなどの作業さぎょうをしてほしい」と呼よびかけています。

ソース：NHK ニュース