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大阪 寝屋川 中1男女殺害 被告の男に死刑判決
2018-12-19 06:33:54

3年前、大阪・寝屋川市の中学1年生の少年と少女を殺害したとして殺人の罪に問われた48歳の男に対する判決で、大阪地方裁判所は検察の求刑どおり、死刑を言い渡しました。

山田浩二被告(48)は、平成27年8月、大阪・寝屋川市の中学1年生、星野凌斗さん(12)と、平田奈津美さん(13)の2人を殺害したとして殺人の罪に問われ、裁判員裁判で死刑を求刑されていました。
判決の言い渡しは午後2時すぎから始まり、大阪地方裁判所の浅香竜太裁判長は、冒頭では結論にあたる主文を述べず、理由から先に読み上げました。
この中で、星野さんが「急な体調不良で死亡した」という弁護側の主張に対し、「元気で健康だった星野さんが、その日のうちに亡くなるということは考えられない」と述べました。そして遺体を鑑定した医師の証言などから星野さんは首を圧迫されて殺害されたと判断しました。
また平田さんについても、被告は数分間にわたって首を絞め続けており危険性を認識していたとして、殺意があったと判断しました。
そのうえで、法廷での被告の説明は重要な部分がうそで作り話だとして、弁護側の主張を全面的に退け、山田被告に対して、検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
判決の言い渡しは午後2時すぎから始まり、大阪地方裁判所の浅香竜太裁判長は、冒頭では結論にあたる主文を述べず、理由から先に読み上げました。
この中で、星野さんが「急な体調不良で死亡した」という弁護側の主張に対し、「元気で健康だった星野さんが、その日のうちに亡くなるということは考えられない」と述べました。そして遺体を鑑定した医師の証言などから星野さんは首を圧迫されて殺害されたと判断しました。
また平田さんについても、被告は数分間にわたって首を絞め続けており危険性を認識していたとして、殺意があったと判断しました。
そのうえで、法廷での被告の説明は重要な部分がうそで作り話だとして、弁護側の主張を全面的に退け、山田被告に対して、検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
法廷での様子は

山田被告は、これまでと同じ緑色の服を着て法廷に現れ、裁判長に向かっておじぎを1回して着席し、落ち着いた様子で判決に臨みました。
冒頭、裁判長から2人に対する殺人罪を認定したことを告げられた時には、黙ったまま天井を見つめていました。
これまでの審理では、持参したハンカチで目元を押さえるような場面もありましたが、19日は裁判長が説明している間もそのようなしぐさは見せずに、終始、落ち着いた様子で弁護士の隣に座っていました。
最後に裁判長から「今から主文を言い渡すので前に出られますか」と促されると素直に応じて裁判長の正面の席に座り、主文が言い渡されている間、黙って前を見つめていました。
言い渡しが終わると、山田被告は開廷した時と同じように裁判長に向かっておじぎをし、警備の係官に囲まれながら法廷を出て行きました。
冒頭、裁判長から2人に対する殺人罪を認定したことを告げられた時には、黙ったまま天井を見つめていました。
これまでの審理では、持参したハンカチで目元を押さえるような場面もありましたが、19日は裁判長が説明している間もそのようなしぐさは見せずに、終始、落ち着いた様子で弁護士の隣に座っていました。
最後に裁判長から「今から主文を言い渡すので前に出られますか」と促されると素直に応じて裁判長の正面の席に座り、主文が言い渡されている間、黙って前を見つめていました。
言い渡しが終わると、山田被告は開廷した時と同じように裁判長に向かっておじぎをし、警備の係官に囲まれながら法廷を出て行きました。
大阪地検「妥当な判決」
判決について、大阪地方検察庁の畝本毅次席検事は「事実認定、刑の重さともにおおむね主張が認められ、妥当な判決だ」とするコメントを出しました。
弁護側 控訴する見通し
判決のあと、山田被告の弁護をしている鈴木一郎弁護士は、報道陣の取材に応じ、「本人が決めることだが、控訴することになると思う。日本の裁判所は専門家が証人となった時の証言について、『疑わしきは被告人の利益に』という考えの適用が甘い」と述べ、判決を不服として、控訴する見通しを示しました。
山田被告は今月、大阪拘置所でNHKの取材に応じ、地裁の判決については「通過点にすぎない」と述べ、判決の結果にかかわらず、控訴する考えを明らかにしています。
山田被告は今月、大阪拘置所でNHKの取材に応じ、地裁の判決については「通過点にすぎない」と述べ、判決の結果にかかわらず、控訴する考えを明らかにしています。
ソース:NHK ニュース