地震じしんから一夜いちや 避難ひなん所しょから自宅じたくへ戻もどる人ひとも 熊本くまもと 和水わすい町まち

震度しんど６ろく弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくした熊本くまもと県けん和水わすい町まちにある避難ひなん所しょの１ひとつ、中央ちゅうおう公民こうみん館かんでは、地震じしんから一いち夜や明あけて自宅じたくへ戻もどる人ひとの姿すがたが見みられました。

朝あさの冷え込ひえこみの中なか、住民じゅうみんたちは車くるまについた霜しもを落おとすなどしたあと、避難ひなん所しょから出でていきました。

98歳さいの母親ははおやや息子むすこと一緒いっしょに避難ひなんしてきた67歳さいの女性じょせいは「急きゅうにまた余震よしんがあった時ときには動うごけないと思おもってここに避難ひなんしてきました。揺ゆれた直後ちょくごは、前回ぜんかいの熊本くまもと地震じしんが頭あたまをよぎりました。避難ひなん所しょでは母はははなかなか寝ねつけなかったようですが、なんとか一夜いちやを過すごせました」と話はなしていました。

和水わすい町まちで焼肉やきにく店てんを営いとなむ男性だんせいは、避難ひなん所しょで一夜いちやを過すごしたということで「地震じしんが起おきた時ときは営業えいぎょう中ちゅうで、お客おきゃくさんにけがはありませんでしたが、店内てんないの調理ちょうり器具きぐやお酒さけなどが落おちました。３さん年ねん前まえの熊本くまもと地震じしんのことを思い出おもいだすと怖こわくなったので避難ひなんしました。これから帰かえって片かたづけをしようと思おもいます」と話はなしていました。

日本人にっぽんじん初はつの五輪ごりん選手せんしゅ 金きむ栗くり四よん三さんの生家せいかは

和水わすい町まちには、日本人にっぽんじん初はつのオリンピック選手せんしゅ、金きむ栗くり四よん三さんの生家せいかがあり、地震じしんから一いち夜や明あけた４よん日にち朝あさ、親族しんぞくが建物たてものに被害ひがいがないか確認かくにんしていました。

熊本くまもと県けん和水わすい町まち中林なかばやしには、日本人にっぽんじん初はつのオリンピック選手せんしゅで、６ろく日にちから始はじまるＮＨＫえぬえいちけい大河ドラマたいがどらまの主人公しゅじんこうの１いち人にんとして描えがかれる金きん栗くり四よん三さんが13歳さいまで生活せいかつした生家せいかがあります。

地震じしんから一夜いちや明あけ、金きむ栗くりの生家せいかには近ちかくに住すむ親戚しんせきの金きん栗くり正せい光ひかりさん（73）が、被害ひがいがないか確認かくにんに訪おとずれました。正せい光ひかりさんによりますと、屋根やね瓦かわらが落おちたり、ガラスが割われたりしている様子ようすは見受みうけられず、外観がいかん上じょうは特とくに被害ひがいはないということです。

正せい光ひかりさんは「大おおきな揺ゆれだったので少すこし心配しんぱいしましたが、安心あんしんしました」と話はなしていました。

金きむ栗くりの生家せいかはドラマの放送ほうそうに合あわせ、今月こんげつ11日にちから内部ないぶが一般いっぱん公開こうかいされる予定よていで、和水わすい町まちでは４よん日にち、担当たんとうの職員しょくいんが安全あんぜん点検てんけんを行おこない、その結果けっかを踏ふまえて予定よていどおり公開こうかいするか決きめたいとしています。

ソース：NHK ニュース