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ゴーン前会長 勾留理由開示の手続き 無罪を主張
2019-01-08 02:30:51

特別背任の容疑で再逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の勾留の理由を明らかにする手続きが、東京地方裁判所で行われ、ゴーン前会長は「日産のために全力を尽くし、公明正大かつ合法的に業務を進めてきた。日産に損害を与えていない」などと述べ無罪を主張しました。
日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)は、私的な損失の信用保証に協力したサウジアラビア人の実業家の会社に日産の子会社から16億円余りを不正に支出したなどとして、先月21日、特別背任の疑いで再逮捕され、東京地方裁判所は今月11日までの勾留を認めています。
勾留の理由を明らかにする手続きは、午前10時半から東京地方裁判所の公開の法廷で行われ、ゴーン前会長も出廷しました。
去年11月の最初の逮捕以降、初めて公開の場に姿を現したゴーン前会長は、黒のスーツ姿でネクタイは締めずに出廷し、裁判官から氏名を確認されると「カルロス・ゴーン・ビシャラ」と答えました。
また裁判官が職業について会社役員で間違いないか尋ねると、通訳を介して英語で「そのとおりです」と答えました。
このあと、裁判官が勾留の理由について「証拠隠滅や逃亡の可能性がある」などと説明しました。
これに対しゴーン前会長は「捜査機関からかけられている容疑が、いわれのないものだということを明らかにしたい」としたうえで、「日産に心からの親愛と感謝の気持ちを持っている。日産のために全力を尽くし、公明正大かつ合法的に業務を進めてきた。日産に損害を与えていない」などと述べ、無罪を主張しました。
また前会長の弁護士も、日産の資金16億円余りをサウジアラビア人の実業家の会社に不正に支出させた疑いについて「紛争の解決などに対する正当な対価だ」と述べました。
前会長の弁護士は、8日の手続きに続いて勾留の取り消しを請求する方針で、このあと午後3時から都内で記者会見を開く予定だということです。
勾留の理由を明らかにする手続きは、午前10時半から東京地方裁判所の公開の法廷で行われ、ゴーン前会長も出廷しました。
去年11月の最初の逮捕以降、初めて公開の場に姿を現したゴーン前会長は、黒のスーツ姿でネクタイは締めずに出廷し、裁判官から氏名を確認されると「カルロス・ゴーン・ビシャラ」と答えました。
また裁判官が職業について会社役員で間違いないか尋ねると、通訳を介して英語で「そのとおりです」と答えました。
このあと、裁判官が勾留の理由について「証拠隠滅や逃亡の可能性がある」などと説明しました。
これに対しゴーン前会長は「捜査機関からかけられている容疑が、いわれのないものだということを明らかにしたい」としたうえで、「日産に心からの親愛と感謝の気持ちを持っている。日産のために全力を尽くし、公明正大かつ合法的に業務を進めてきた。日産に損害を与えていない」などと述べ、無罪を主張しました。
また前会長の弁護士も、日産の資金16億円余りをサウジアラビア人の実業家の会社に不正に支出させた疑いについて「紛争の解決などに対する正当な対価だ」と述べました。
前会長の弁護士は、8日の手続きに続いて勾留の取り消しを請求する方針で、このあと午後3時から都内で記者会見を開く予定だということです。
ソース:NHK ニュース