Show Furigana
”5G元年” テクノロジーの見本市に各社が製品
2019-01-09 22:12:58

アメリカのラスベガスでは世界最大規模のテクノロジーの見本市が開かれていて、本格的な導入が目前に迫る5Gと呼ばれる次世代の通信方式に関する製品が注目されています。
ことしは”5G元年”とも言われ、およそ4500社が出展する見本市CESの会場でも、5Gの普及を見込んだ製品が多くなっています。
このうち韓国のサムスン電子とLG電子は、年内に販売する5G対応のスマートフォンについて通信速度が飛躍的に向上することに対応し、超高画質の映画などを即座にダウンロードできるとアピールしました。
また5Gは、通信の遅延が少なく、車や道路などのセンサーとデータをやり取りしながら走る自動運転の車の普及に欠かせない技術とされています。
中国の電気自動車メーカー、バイトンが年内に生産を始めると発表した電気自動車も、自動運転を見据えて5Gに対応しています。
また、自動運転の車向けの半導体を製造するアメリカのエヌビディアの担当者は、「今の車は、飛行機の中のスマートフォンのようなもので、さまざまな機能があるがつながっていない。5Gが実現すると、車もスマートフォンのようにつながるようになる」と述べ、期待感を示しました。
5Gをめぐっては、中国のファーウェイが通信設備で世界をリードしつつありますが、アメリカのトランプ政権は、自国や同盟国に対し安全保障上の理由からファーウェイの機器を使わないよう求めていて、米中の対立が5Gの普及に影響するかどうかも注目されています。
このうち韓国のサムスン電子とLG電子は、年内に販売する5G対応のスマートフォンについて通信速度が飛躍的に向上することに対応し、超高画質の映画などを即座にダウンロードできるとアピールしました。
また5Gは、通信の遅延が少なく、車や道路などのセンサーとデータをやり取りしながら走る自動運転の車の普及に欠かせない技術とされています。
中国の電気自動車メーカー、バイトンが年内に生産を始めると発表した電気自動車も、自動運転を見据えて5Gに対応しています。
また、自動運転の車向けの半導体を製造するアメリカのエヌビディアの担当者は、「今の車は、飛行機の中のスマートフォンのようなもので、さまざまな機能があるがつながっていない。5Gが実現すると、車もスマートフォンのようにつながるようになる」と述べ、期待感を示しました。
5Gをめぐっては、中国のファーウェイが通信設備で世界をリードしつつありますが、アメリカのトランプ政権は、自国や同盟国に対し安全保障上の理由からファーウェイの機器を使わないよう求めていて、米中の対立が5Gの普及に影響するかどうかも注目されています。
5Gとは
「第5世代」を意味する5Gは、現在のスマートフォンなどの通信方式、4Gに代わる次世代の通信方式です。
主な特徴は3つです。
1つ目は、通信速度が現在より10倍以上速くなること。
「4K」や「8K」といった超高画質の動画や映画など長時間の映像も、即座にダウンロードできるようになります。
2つ目は同時に多くの機器を接続できることです。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの分野などで安定した通信ができるようになると言われています。
3つ目は、遅延、いわゆるタイムラグが少ないことです。
これは高い安全性が求められる車の自動運転や遠隔医療の普及には欠かせない特徴です。
例えば、自動運転車は、車や道路などに設置したセンサーとデータをやり取りしながら走るため、急ブレーキをかける際にデータの伝送が遅れれば、重大な事故につながりかねません。
5Gはこうした特徴から、スマートフォンの機能向上だけでなく、交通や医療、工場など社会の広い分野に変化をもたらすことが期待されています。
5Gのサービスは、日本では来年2020年に一部の地域で始まる予定です。
アメリカでは、大手通信会社のベライゾンやAT&Tなどが、すでに一部の地域で試験的にサービスを始めており、ことし範囲を広げる計画です。
これに合わせて、スマートフォンメーカー最大手の韓国のサムスン電子は、ことし前半にアメリカで5G対応のスマートフォンを販売することを発表しています。
中国のファーウェイもことし半ばには5G対応のスマートフォンを発売する計画を明らかにしています。
ただ、通信会社にとっては、新しいサービスに必要な基地局などの通信設備を整備するのに、巨額のコストがかかるという課題もあります。
中国のファーウェイは、通信機器大手のスウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキアといったライバル会社よりも割安に、5Gの設備を各国の通信会社に提案してきたとされ、事業も急速に拡大させてきました。
一方で、先月ファーウェイの副会長がアメリカ政府の要請を受けたカナダ当局に逮捕されて以降、アメリカやオーストラリアなどでは、安全保障上のリスクになりかねないとして、ファーウェイの製品を締め出す動きが広がっています。
主な特徴は3つです。
1つ目は、通信速度が現在より10倍以上速くなること。
「4K」や「8K」といった超高画質の動画や映画など長時間の映像も、即座にダウンロードできるようになります。
2つ目は同時に多くの機器を接続できることです。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの分野などで安定した通信ができるようになると言われています。
3つ目は、遅延、いわゆるタイムラグが少ないことです。
これは高い安全性が求められる車の自動運転や遠隔医療の普及には欠かせない特徴です。
例えば、自動運転車は、車や道路などに設置したセンサーとデータをやり取りしながら走るため、急ブレーキをかける際にデータの伝送が遅れれば、重大な事故につながりかねません。
5Gはこうした特徴から、スマートフォンの機能向上だけでなく、交通や医療、工場など社会の広い分野に変化をもたらすことが期待されています。
5Gのサービスは、日本では来年2020年に一部の地域で始まる予定です。
アメリカでは、大手通信会社のベライゾンやAT&Tなどが、すでに一部の地域で試験的にサービスを始めており、ことし範囲を広げる計画です。
これに合わせて、スマートフォンメーカー最大手の韓国のサムスン電子は、ことし前半にアメリカで5G対応のスマートフォンを販売することを発表しています。
中国のファーウェイもことし半ばには5G対応のスマートフォンを発売する計画を明らかにしています。
ただ、通信会社にとっては、新しいサービスに必要な基地局などの通信設備を整備するのに、巨額のコストがかかるという課題もあります。
中国のファーウェイは、通信機器大手のスウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキアといったライバル会社よりも割安に、5Gの設備を各国の通信会社に提案してきたとされ、事業も急速に拡大させてきました。
一方で、先月ファーウェイの副会長がアメリカ政府の要請を受けたカナダ当局に逮捕されて以降、アメリカやオーストラリアなどでは、安全保障上のリスクになりかねないとして、ファーウェイの製品を締め出す動きが広がっています。
ソース:NHK ニュース