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鹿児島 口永良部島で噴火 警戒レベル3継続
2019-01-17 01:38:59

17日午前9時すぎ、鹿児島県の口永良部島で爆発的な噴火が起き、火口の外に大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生し、気象庁は、噴火速報を発表しました。噴石や火砕流は人が住む地域に達しておらず、気象庁は入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続して引き続き警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、17日午前9時19分ごろ、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生して気象庁は、噴火速報を発表しました。
この噴火で、
▽噴煙は火口から500メートルの高さまで上がって雲に入り、
▽大きな噴石が火口からおよそ1キロ飛んだほか、
▽火砕流が火口の南西側と北西側におよそ1.5キロ流れ下ったのが確認されました。
噴石や火砕流は、人が住む地域には達していないということです。
その後も噴火が続き、午前10時前の時点で300メートルの高さまで噴煙が上がっています。
気象庁は、今後も同じような規模の噴火が発生するおそれがあるとして、入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、
▽新岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、
▽向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。
この噴火で、
▽噴煙は火口から500メートルの高さまで上がって雲に入り、
▽大きな噴石が火口からおよそ1キロ飛んだほか、
▽火砕流が火口の南西側と北西側におよそ1.5キロ流れ下ったのが確認されました。
噴石や火砕流は、人が住む地域には達していないということです。
その後も噴火が続き、午前10時前の時点で300メートルの高さまで噴煙が上がっています。
気象庁は、今後も同じような規模の噴火が発生するおそれがあるとして、入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、
▽新岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、
▽向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。
噴火速報とは
「噴火速報」は、すでに噴火が発生している火山では、より規模の大きな噴火が発生した場合などに発表される情報です。住民や島を訪れている人は、身の安全を確保し今後の情報に注意してください。
口永良部島とは
口永良部島は鹿児島県の屋久島の西北西、10キロ余りの場所にある周囲50キロほどの火山島です。
4年前の平成27年5月に新岳で爆発的な噴火が発生して噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火砕流が火口からほぼすべての方角に流れ下って一部は海岸まで達しました。
気象庁は、噴火警戒レベルを最も高いレベル5に引き上げ、島の全域に避難指示が出されたため、130人余りの住民全員が島の外に避難しました。
その後、噴火活動はおさまり、噴火警戒レベルは2まで引き下げられましたが、再び火山性地震や火山ガスの量が増えたため、去年8月15日に「避難準備」を示す4に引き上げられました。
去年8月末には「入山規制」を示すレベル3に引き下げられましたが、去年10月以降、ごく小規模な噴火が断続的に発生しさらに、先月18日には爆発的な噴火が起きて火砕流がおよそ1キロ流れ下るなど活動が高まっていました。
4年前の平成27年5月に新岳で爆発的な噴火が発生して噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火砕流が火口からほぼすべての方角に流れ下って一部は海岸まで達しました。
気象庁は、噴火警戒レベルを最も高いレベル5に引き上げ、島の全域に避難指示が出されたため、130人余りの住民全員が島の外に避難しました。
その後、噴火活動はおさまり、噴火警戒レベルは2まで引き下げられましたが、再び火山性地震や火山ガスの量が増えたため、去年8月15日に「避難準備」を示す4に引き上げられました。
去年8月末には「入山規制」を示すレベル3に引き下げられましたが、去年10月以降、ごく小規模な噴火が断続的に発生しさらに、先月18日には爆発的な噴火が起きて火砕流がおよそ1キロ流れ下るなど活動が高まっていました。
屋久島町で「多量」の降灰の予想
気象庁によりますと、鹿児島県の口永良部島で午前9時19分に発生した噴火で、噴煙が火口から6000メートルまで上がった場合、1時間以内に降灰が予想される地域は次のとおりです。
▽鹿児島県屋久島町で地面が完全に覆われる「多量」の降灰が、
▽西之表市、中種子町、南種子町で地面にうっすら積もる「少量」の降灰が予想されます。
▽鹿児島県屋久島町で地面が完全に覆われる「多量」の降灰が、
▽西之表市、中種子町、南種子町で地面にうっすら積もる「少量」の降灰が予想されます。
屋久島空港にも降灰
口永良部島から40キロメートル近く離れた鹿児島県の屋久島にある空港管理事務所によりますと、島の中では噴火のおよそ30分後の午前9時50分ごろから灰が降り始め、車のフロントガラスなどに付着しているということです。
降ってくる灰の量は徐々に減ってきているということで、屋久島空港では今のところ、滑走路を閉鎖するなどの対応は取っていないということです。
降ってくる灰の量は徐々に減ってきているということで、屋久島空港では今のところ、滑走路を閉鎖するなどの対応は取っていないということです。
ソース:NHK ニュース