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口永良部島噴火 専門家 “今後も噴火繰り返す可能性”
2019-01-17 08:17:12

今回の噴火について、口永良部島の火山活動に詳しい専門家は先月以降、一定の期間をおいて爆発的な噴火を繰り返すようになっており、今後も同様の噴火が起きる可能性を指摘しています。

口永良部島では、去年10月からごく小規模な噴火が断続的に起きていましたが、先月18日以降は爆発的な噴火が相次いで起きています。
京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は「きょうの噴火は、先月以降、繰り返されている爆発的な噴火活動の一つだと見られる。噴煙が連続的に出るのではなく、エネルギーをため込んだあとに爆発的に出す状況だ」と分析しています。
そのうえで、井口教授は現在の活動は、去年8月に新たに地下に入り込んだマグマが影響しているとして「去年8月に入ったマグマの正確な量を把握するのは難しいが、4年前、2015年の噴火の前と同じくらいの量が入った可能性はある。きょうの噴火は比較的大きかったが、それだけですべてのマグマを解消したとは思えず、今後も同様の噴火が繰り返されると考えたほうがいい」と指摘しました。
また、「現在、地盤変動のデータに特に変化はみられないが、大きな変化が出れば、噴火の規模が拡大することも考えないといけない。火山活動の状況は常に変わるので、観測を慎重に続ける必要がある」と指摘しています。
京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は「きょうの噴火は、先月以降、繰り返されている爆発的な噴火活動の一つだと見られる。噴煙が連続的に出るのではなく、エネルギーをため込んだあとに爆発的に出す状況だ」と分析しています。
そのうえで、井口教授は現在の活動は、去年8月に新たに地下に入り込んだマグマが影響しているとして「去年8月に入ったマグマの正確な量を把握するのは難しいが、4年前、2015年の噴火の前と同じくらいの量が入った可能性はある。きょうの噴火は比較的大きかったが、それだけですべてのマグマを解消したとは思えず、今後も同様の噴火が繰り返されると考えたほうがいい」と指摘しました。
また、「現在、地盤変動のデータに特に変化はみられないが、大きな変化が出れば、噴火の規模が拡大することも考えないといけない。火山活動の状況は常に変わるので、観測を慎重に続ける必要がある」と指摘しています。
ソース:NHK ニュース