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イプシロンよん号機ごうき 最大さいだい衛星えいせい 軌道きどう投入とうにゅう成功せいこう

2019-01-18 01:48:49

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民間みんかん企業きぎょう大学だいがくなど開発かいはつしたなな小型こがた衛星えいせい搭載とうさいされた日本にっぽんロケット「イプシロン」のよん号機ごうきが、18にち午前ごぜんきゅう50ふん鹿児島かごしまけん内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそくしょから打ち上うちあげられました。ロケット午前ごぜん1040ふんすぎ、もっとおおきな衛星えいせい予定よてい軌道きどう投入とうにゅうすることに成功せいこうしました。
「イプシロン」よん号機ごうきは18にち午前ごぜんきゅう50ふん鹿児島かごしまけん肝付きもつきまち内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそくしょから打ち上うちあげられ、おおきなおとてて発射はっしゃだいはなれました。

ロケットいちだんだん切り離きりはなして上昇じょうしょうつづけ、打ち上うちあげからおよそ51ふん高度こうど514キロで、もっとおおきな衛星えいせい予定よてい軌道きどう投入とうにゅうすることに成功せいこうしました。

搭載とうさいされたほかろくちょう小型こがた衛星えいせい順番じゅんばん軌道きどう投入とうにゅうする計画けいかくです。

「イプシロン」は、活用かつようひろがる小型こがた人工じんこう衛星えいせいていコストで打ち上うちあげることを目標もくひょうに、JAじぇいえいえっくすえい宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう開発かいはつし、ろくねんまえ初号しょごう打ち上うちあげられました。

よん号機ごうきは、全長ぜんちょう26メートル打ち上うちあげにかかる費用ひようおよそ55おくえんで、民生みんせいひん活用かつようした通信つうしん装置そうちカメラなど宇宙うちゅう空間くうかん使つかえるか実験じっけんするための衛星えいせいや、ベンチャー企業きぎょう企画きかくした人工じんこうてき流れ星ながれぼし作り出つくりだ衛星えいせいなど、わせてなな小型こがた衛星えいせい搭載とうさいされました。

今回こんかい打ち上うちあげでは、民間みんかん宇宙うちゅう開発かいはつ促進そくしんするため、JAXAが打ち上うちあげコストを負担ふたんすることになっていて、「イプシロン」としてははじめて複数ふくすう衛星えいせい同時どうじ打ち上うちあげました。

見物けんぶつおとずれたひとたちは

「イプシロン」の発射はっしゃじょうからおよそさんキロはなれた鹿児島かごしまけん肝付きもつき町内ちょうないロケット見学けんがくじょうには、早朝そうちょうから観光かんこうきゃくなど大勢たいせいひとたちがあつまり、ロケットががるおおきな歓声かんせい拍手はくしゅわき起わきおこっていました。

宮崎みやざきけんから小学しょうがくさんねん男の子おとこのこは「ロケットがったら、すぐにどこかにってしまいました。とてもきれいで、あさきたかいがありました」とはなしていました。

鹿児島かごしまけん志布志しぶしからおとずれた20だい女性じょせいは「ゴゴゴというおとりながら、ロケットまっすぐ上昇じょうしょうしていく様子ようすがすごかったです」とはなしていました。

静岡しずおかけんから観光かんこうおとずれた80だい男性だんせいは「打ち上うちあげのときにはなたれたあかひかり最高さいこうでした。あっという間あっというまそらがりましたが、いちふんくらいはっきりつづけられました」とはなしていました。

見学けんがくじょうでは、地元じもとひとたちで結成けっせいされた「内之浦うちのうらそうぼしかい」のメンバーが、夜明よあまえからあつまり、おとずれたひとたちに食べ物たべもの土産物みやげもの販売はんばいする出店しゅってん地元じもと紹介しょうかいするブースなどもうけました。

村岡むらおか知行ともゆき会長かいちょうは「さむなかおおくのほうているので、あたたかいものを用意よういしました。打ち上うちあげのとき以外いがいでもロケットかしたまちづく地域ちいき経済けいざい貢献こうけんしたいです」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース