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“顔認証”で探す実験 出発前に搭乗しない客 中部空港
2019-01-29 09:16:49

航空機の出発直前になっても搭乗していない乗客がいて出発が遅れてしまう問題をなくそうと、中部空港で人を自動的に識別する顔認証を使って、乗客を探す新たなシステムの実証実験が始まりました。

今回の実証実験は愛知県に本社を置く、産業機器メーカー「デンソーウェーブ」や埼玉大学などが共同で開発した、顔認証の新たなシステムが使われています。
実験では搭乗手続きのカウンターや保安検査場に設置された機器を使って乗客の顔を撮影し、パスポートの情報とともにデータとして登録します。
そして、搭乗ゲートのエリアおよそ500メートルの範囲内に設置された8台のカメラが乗客の顔をとらえ、登録されたデータと照合を行います。
これによって乗客がいつ、どこを通過したかを把握し、現在どこにいる確率が高いかを割り出して、タブレットの画面に表示します。
開発した企業によりますと、このシステムを使えば範囲を限定して探せるため、乗客を短時間で見つけることができるということです。
中部空港会社の舘剛史空港運用本部長は「定刻になっても乗客が来ないことで、航空機の出発が遅れることがままあるので、空港としてもこうした新しい技術の導入で遅れの抑止につなげたい」と話しています。
実験では搭乗手続きのカウンターや保安検査場に設置された機器を使って乗客の顔を撮影し、パスポートの情報とともにデータとして登録します。
そして、搭乗ゲートのエリアおよそ500メートルの範囲内に設置された8台のカメラが乗客の顔をとらえ、登録されたデータと照合を行います。
これによって乗客がいつ、どこを通過したかを把握し、現在どこにいる確率が高いかを割り出して、タブレットの画面に表示します。
開発した企業によりますと、このシステムを使えば範囲を限定して探せるため、乗客を短時間で見つけることができるということです。
中部空港会社の舘剛史空港運用本部長は「定刻になっても乗客が来ないことで、航空機の出発が遅れることがままあるので、空港としてもこうした新しい技術の導入で遅れの抑止につなげたい」と話しています。
タイでは顔認証で買い物
タイでは、年内に顔認証の技術を使って、デパートなどで「顔パス」で買い物ができるサービスが始まることになりました。
このサービスは、デパートなどを展開するタイの小売大手「セントラル・グループ」が、中国のネット通販大手「京東」がもつ顔認証の技術を使って提供します。
あらかじめ顔の画像を登録した顧客が購入する商品をレジの端末に持ち込むと、備え付けられたカメラが顔認証を行う仕組みです。
本人だと確認されると銀行口座などから代金が引き落とされて支払いが完了し、キャッシュレスで買い物ができます。
このあとタイの中央銀行の認可を得たうえで、年内にグループのデパートなどでサービスを始める予定です。
タイは日本と同じで、買い物の支払いは現金が主流ですが、中国のネット通販大手アリババのグループやタイの通信大手、それに日本のLINEが、スマートフォンでQRコードなどを読み取って代金を支払う電子決済を始めています。
サービスを提供するグループ企業のルンルゥアンCEOは「お金を持ち歩く必要がなく、とても簡単です。顔認証を使うので、お金を盗まれる心配もありません」と話しています。
このサービスは、デパートなどを展開するタイの小売大手「セントラル・グループ」が、中国のネット通販大手「京東」がもつ顔認証の技術を使って提供します。
あらかじめ顔の画像を登録した顧客が購入する商品をレジの端末に持ち込むと、備え付けられたカメラが顔認証を行う仕組みです。
本人だと確認されると銀行口座などから代金が引き落とされて支払いが完了し、キャッシュレスで買い物ができます。
このあとタイの中央銀行の認可を得たうえで、年内にグループのデパートなどでサービスを始める予定です。
タイは日本と同じで、買い物の支払いは現金が主流ですが、中国のネット通販大手アリババのグループやタイの通信大手、それに日本のLINEが、スマートフォンでQRコードなどを読み取って代金を支払う電子決済を始めています。
サービスを提供するグループ企業のルンルゥアンCEOは「お金を持ち歩く必要がなく、とても簡単です。顔認証を使うので、お金を盗まれる心配もありません」と話しています。
ソース:NHK ニュース