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眠くなる働きをする新しい遺伝子 名前は「nemuri」
2019-02-04 11:30:00

アメリカのペンシルベニア大学で研究している戸田浩史さんたちのグループが、眠くなる働きをする遺伝子を見つけました。
ショウジョウバエというハエで、この遺伝子の働きを強くすると、ハエが長い時間眠りました。遺伝子の働きを止めると、ハエが起きている時間が長くなりました。この遺伝子が働くと、ハエは細菌に感染しても長く生きたため、免疫にも関係があるとグループは言っています。
グループは、この遺伝子の名前を日本語で「眠ること」という意味の「nemuri」にしました。
この遺伝子は、眠る時間が足りなかったり細菌に感染したりして、体にストレスがあるときに眠くなるように働くとグループは考えています。
人の体でこのハエと同じ遺伝子は見つかっていませんが、戸田さんは「風邪のときに眠くなって、眠ると治ることも多いです。人でも同じような働きが起こっていると思います」と話しています。
ソース:NHK ニュース