Show Furigana
ワグネル代表 “活動継続に必要な弾薬 供給を約束された”
2023-05-08 09:32:35

ウクライナ東部の激戦地で弾薬不足を訴え、ロシア軍との確執を深めているロシアの民間軍事会社ワグネルの代表は、7日「われわれは弾薬と武器の供給を約束された」とSNSに投稿しました。弾薬の供給をめぐる今回の混乱は、ロシア側の指揮系統の問題で、今後のウクライナ軍の反転攻勢への対応に影響を及ぼすという指摘も出ています。
ウクライナ東部の激戦地バフムトでロシアの正規軍とともに戦闘に加わっている民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏は「われわれはこの先も軍事活動を継続するために、必要なだけの弾薬と武器の供給を約束された」とする音声メッセージを7日、SNSに投稿しました。

プリゴジン氏は、これまで前線の弾薬不足を理由にロシアの国防相や軍の参謀総長を名指しで非難し、ワグネルは今月10日バフムトから撤退し、そのあとはロシア側の別の部隊がワグネルに替わって戦闘を継続すると主張していました。
ロシア国防省はワグネルの主張に対して、これまで公式の見解を示していません。
弾薬の供給をめぐる今回の混乱についてアメリカの戦争研究所は、ワグネルを含むロシア側の強硬勢力が「ウクライナ戦線の総司令官であるゲラシモフ参謀総長に対して無理やり、弾薬を供給させたかもしれない」と指摘しています。
そして、ロシア軍がこうした指揮系統の乱れの問題を短期間で解決する可能性は極めて低いとしたうえで、今後のウクライナ軍の反転攻勢への対応にも影響を及ぼすと分析しています。
ロシア国防省はワグネルの主張に対して、これまで公式の見解を示していません。
弾薬の供給をめぐる今回の混乱についてアメリカの戦争研究所は、ワグネルを含むロシア側の強硬勢力が「ウクライナ戦線の総司令官であるゲラシモフ参謀総長に対して無理やり、弾薬を供給させたかもしれない」と指摘しています。
そして、ロシア軍がこうした指揮系統の乱れの問題を短期間で解決する可能性は極めて低いとしたうえで、今後のウクライナ軍の反転攻勢への対応にも影響を及ぼすと分析しています。
ソース:NHK ニュース