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追跡タグを悪用したストーカー被害撲滅へ、アップルとグーグルが協力
2023-05-09 07:10:03

アップルとグーグルは、位置情報追跡デバイス(追跡タグ)の悪用によるストーキング行為等を防ぐための共同の取り組みを発表した。
アップルのAirTagのようなデバイスは、忘れ物を防止するための有用なツールだが、ストーカー行為のために利用される場合もある。
アップルとグーグルは5月2日、ストーカー行為などに使われている追跡タグを発見しやすくするための技術の仕様案を、インターネット技術の標準化団体であるIETFを通じて公表した。両社は、3カ月にわたって意見を募り、集約した意見を反映させ、2023年末までにアップルのiOSやグーグルのアンドロイドに組み込むとしている。
つまり、アップルのAirTagには、今年の年末までにこれらの追加の安全対策が盛り込まれることになりそうだ。
今回の技術仕様の標準化の目標は、位置追跡デバイスのメーカーが、iOSやアンドロイドの関連APIを使用する際に、アップルとグーグルが定めた基準を遵守させることにありそうだ。グーグルは現時点ではまだ、独自の位置追跡デバイスを発表していないが、今回の取り組みは、そのリリースが間近に迫っていることを示しているとも考えられる。
ソース:NHK ニュース