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殺人疑いで逮捕の中学校教諭 事件後 逃走中に着替えか
2023-05-11 09:39:45

東京 江戸川区の住宅で住人の男性を刃物で殺害したとして、近くの中学校の教諭が殺人の疑いで逮捕された事件で、防犯カメラの映像から、教諭が事件の前後で違う色の服を着ていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は事件後、現場から逃走中に着替えた疑いがあるとみて捜査しています。
ことし2月、江戸川区一之江の住宅で住人の山岸正文さん(63)が血を流して倒れているのが見つかり、警視庁は、10日、江戸川区立の中学校教諭、尾本幸祐容疑者(36)が山岸さんの顔や首などを刃物で切りつけるなどして殺害したとして殺人の疑いで逮捕し、11日、検察庁に送りました。
また、午後には教諭の机やロッカーがある中学校の職員室などを捜索しました。
調べに対し、黙秘しているということです。
これまでの調べで、事件の直前、現場近くの防犯カメラに、教諭とみられる人物が、上下ともに黒っぽい色の服装で住宅の方向に歩いて行く姿が写っていたことが分かっています。
その後、警視庁が複数の防犯カメラの映像を分析したところ、事件直後は同じ黒っぽい上着を着ていた教諭とみられる人物が、その後、姿を捉えた防犯カメラには、違う色の服を着て写っていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警視庁は教諭が事件後、逃走中に着替えた疑いがあるとみて、自宅から衣類を押収して調べるとともに、FX投資などで数百万円の借金を抱えていたとみられることから、詳しいいきさつを捜査しています。
勤務先の中学校を捜索
殺人の疑いで逮捕された尾本容疑者の勤務先の中学校には、11日午後1時ごろ、警視庁の捜査員数人が捜索に入りました。捜索はおよそ2時間にわたって行われ、中学校の職員室で容疑者が使っていた机などを調べて資料を押収したものとみられます。
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ソース:NHK ニュース